EVOオンライン大会も中止なぜ?ケラーのセクハラが要因か?

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世界最大級のゲームイベント「EVO」今年は密になることを避けてオフライン大会が中止されオンラインでの大会へと変更されたことが注目を浴びていましたが、7月4日に開催されるはずだったオンライン大会も中止となりました。

しかし、この大会中止にはEVO共同創設者の1人であるジョーイ・ケラー氏が20年ほど前に行った“性的虐待”というとんでもない裏事情がありました。

どうして世界中で大人気のゲーム大会「EVO」が中止になったのか、その理由を調べました。

世界的ゲーム大会EVOとは何?

EVOとはEvolution Championship Series(エヴォリューション・チャンピオンシップ・シリーズ)の略で、原則として対戦型格闘ゲームが種目に盛り込まれています。6つのメイントーナメントと5つのサイドトーナメントで大会は構成されており、1度負けても敗者で構成された“ルーザーズブラケット”で勝ち続ければ優勝することが可能になるダブルイリミネーション制を採用しています。

種目に挙げられるゲームタイトルは毎年変わり、各トーナメントごとに賞金が設定されています。1人あたりの参加費用から10ドルが賞金額に割り当てられるので参加者が多ければ多いほど賞金額も上がるシステムになっています。

EVOは対戦型格闘ゲームが原則種目にされていて大会ではストリートファイターシリーズが採用されていますが、2006年には「マリオカートDS」が種目に入ったこともありました。

ゲーム大会はEVOだけでなく、EVO開催の時期になる前から開催されている他のゲーム大会が事実上のEVOの予選大会となっています。EVOが指定しているゲーム大会の上位入賞者に順位に応じたポイントを付け、このポイントの獲得数でEVOに出場できるかどうかが決まります。

2016年から2018年のストリートファイター5は、大会最終日にアメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN2」で生中継されました。大会自体は1995年から「Battle by the Bay」という名前で開催されていましたが、2003年からはEVOに名称が変わりました。

2004年からはゲームセンターで使われている筐体ではなく、参加者が使い慣れたゲームパッドを含むコントローラーを持ち込んで大会に臨めるようになりました。

2019年までは問題なく開催されてきましたが、2020年は密を避けて様々な大会が中止となりました。

オンライン大会での開催が望まれ7月4日から開催される予定でしたが、CEOのジョーイ・ケラー氏が20年前に起こした性的虐待が発覚し今年の大会開催は中止の判断が下りました。

なぜ大会中止に?オンラインも中止

大会中止の背景として考えられたのは昨今の感染防止の観点からかと思われてきました。

しかし、EVOの創設者であり主催会社の幹部を務めていたジョーイ・ケラー氏が約20年前に起こしたセクハラ行為によるものでした。(“Micky”を名乗るTwitterユーザーが告発記事をTwitterに投稿しましたが、この内容は未成年者への性的虐待に関することが記載されているので閲覧には十分注意してください。)

告発内容に何度も登場する「Mr.Wizard」という人物がケラー氏とされています。Micky氏は、性的虐待を受けた当時まだ10歳に満たない年齢でしたがFGCという仮想通貨の取引に参加していました。

大人に混じって仮想通貨と引き換えに“馬鹿げた事”をやって見せたという内容が投稿されており、特に被害はなかったがケラー氏からは仮想通貨と引き換えに何度も性的虐待を受けたと明かしました。

Micky氏は「完璧ではなく、間違いを犯した」と自身も反省の上、この経験によるトラウマは残していないと述べています。記事の最後は現代もある差別などの意識改革を目指すことを呼びかける内容で終わっています。

この勇気ある告発に、今年のオンライン大会に参加する予定だったカプコンやバンダイナムコエンターテインメント、など複数の企業からは大会不参加を発表する声が上がりました。

EVO優勝歴を持ち、青いキツネの着ぐるみで知られる“Sonicfox”ことドミニク・マクリーン氏をはじめ、一部の有力選手からも大会への不参加を表明する事態に発展。この告発を受け、ケラー氏は内容を全面的に認め謝罪しました。

ケラー氏は「EVOが関わる全てに一切関わらない」「ケラー氏が持つEVOに関する全ての権限を剥奪する」という処分を受ける事となり事実上のEVO追放となりました。今後は解雇する方向でいることを発表しており、EVOの新CEOにはRiot Games従業員のトニー・キャノン氏が就任しています。

まとめ

ゲーム業界では近年様々な形でこういった犯罪行為の告発が続いています。ゲームを作った制作者から大会に参加するプレイヤーまで広範囲にわたって様々な内容の告発が続き、Ubisoftは環境改善を約束した上で被害を受けた方々の支援をしていくことを発表しています。

こういった告発によって悪い風習を断ち切ってほしいです。加害者側が“犯罪をしない意識”を強く持ち、被害を受けた人がこれ以上悲しい涙を流すことがなくなる世の中を望みます。

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