コクリコ坂から(映画)いつの時代?海と俊のその後は結婚できたのか?

映画

世間が夏休みの中、金曜ロードショーではジブリ作品祭りを開催しており、8月14日は「となりのトトロ」が放送されました。

8月21日は「コクリコ坂から」、8月28日は「借りぐらしのアリエッティ」が放送される予定です。「コクリコ坂から」は2011年に公開されたスタジオジブリ制作の映画で、作中登場する音楽にも魅了される素敵な映画になっています。

今回は「コクリコ坂から」に登場する時代や流行などの考察を掘り下げてまいります。

「コクリコ坂から」は、いつの時代を描いた?その時代の流行は?

「コクリコ坂から」は昭和39年(1964年)の東京オリンピックの前年・1963年の横浜を舞台に、高校生の青春や恋愛模様を描いた作品になっています。

盟友である高畑勲監督が「火垂るの墓」で戦争を取り上げていましたが、宮崎駿さんは現実にあった戦争を描くことは避けてきました。本作は宮崎駿さんが初めて実在する戦争を取り上げており、自身の青春を振り返りながら青春を描いた作品になっています。

舞台となった昭和30年代は「現代の生活の基礎」ができた時代で、東京オリンピックが開催された1963年は「1つのボーダーラインだ」と宮崎駿さんは捉えています。

本作の監督は2006年公開のジブリ映画「ゲド戦記」の脚本・監督を手掛けた宮崎吾朗さんで、企画・脚本はジブリ映画でお馴染みの宮崎駿さんが担当しました。映画の主題歌「さよならの夏~コクリコ坂から~」は森山良子さんの楽曲として1976年に放送されたドラマ「さよならの夏」の主題歌でしたが、「コクリコ坂から」では手嶌葵さんがカバーしました。

ここからは1960年代の時代背景を紐解いていきます。

1966年2月から1967年3月まで放送されたアニメ「おそ松くん」で使われた“シェー”は当時の流行語になり、1964年から1969年にNHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」が放送され人気を博しました。

1960年代の音楽は坂本九さん、ザ・ピーナッツさん、都はるみさん、小林旭さん、水前寺清子さん、西郷輝彦さんなどが流行っていました。

東京オリンピックが開催された際、開会式の視聴率は84.7%に達し、オリンピック放送がされた15日間にテレビでオリンピック放送を視聴した人は実に97.3%にのぼりました。

本作を観る事によって50年以上前の嗜好品や流行が数多く登場し、当時の日本の実情を知ることが出来ます。

平成生まれの方々にとっては現代に至るまでの流れを手軽に見ることができる映画になっております。

「コクリコ坂から」海と俊は結婚できたのか?その後を考察

物語のヒロインは松崎海で、声優を担当したのは長澤まさみさんです。

「海」をフランス語に翻訳するとラ・メール(la mer)となることから、海はメルというあだ名で呼ばれています。

メルと恋愛関係になるのは風間俊という学生で、声優を担当したのはV6の岡田准一さんです。

メルは朝鮮戦争で水中の爆弾(機雷)に触れた事で亡くなった船乗りの父を偲び、毎朝庭に旗をあげてきましたが、高校の学級新聞に「旗を上げる少女」という名の詩が匿名で掲載され、「自分の事かもしれない」と胸をときめかせました。

メルが通う高校には男子文化部の部室棟である“カルチェラタン”があり、建物の老朽化による取り壊しが議論のテーマに挙がっていました。メルと同じ学校に登校する男子学生・俊は、カルチェラタンの取り壊し反対運動を通じてふたりは徐々に惹かれあっていきます。

カルチェラタンを綺麗にしようと大掃除が行われますが、この頃から俊のメルに対する態度がそっけなくなってきます。メルと俊は兄妹と言われてきましたが、俊の実父は記念写真の中にいる立花洋という男性です。

メルの父親は俊のことを本当の息子として育てる気でいたので、役所には自分の子供として出生届を提出しに行きます。ですが、メルを妊娠していた母・良子は決して子供二人を育てる余裕はない状況で、親友の船乗り・小野寺に相談したところ風間明雄を紹介されます。

行き場を失った俊を見た風間は小さな俊を引き取って育てることとし、俊は風間家の養子となりました。その事実は作中の記念写真に写っている唯一の生存者・小野寺善雄から聞かされることになります。

ここで気になるのが、「ふたりはその後どうなるのか」という点です。

「コクリコ坂から」のファンとしては、メルと俊が結婚して幸せに…というハッピーな展開をどうしても期待してしまいます。

実際の法律に当てはめると、戸籍に入っていない俊を連れて帰る前にメルの父親(澤村)が役所に出生届を提出したことで、戸籍上メルと俊の父親は同じ扱いになっています。同じ父親だと結婚できないのでは?と考えますが、血縁関係があるわけでは無いので結婚は出来ます。

映画のラストでは旗を見上げて前向きな未来を創造していきたい、という決意が見受けられました。
作中では結婚にまつわる確実なシーンはありませんでしたが、ファンとしてはひそかに二人が仲良く幸せにしている様子を思い浮かべたいところですね。

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まとめ

スタジオジブリ作品ではリアルな題材が扱われることは珍しく、メルのセリフの中に朝鮮戦争にまつわる言葉が出てくることに驚きます。

特に本作は描写がリアルな点が高く評価されておりますが、宮崎駿さんが軍事情に詳しいことから朝鮮戦争についての映画を描けたのだと思います。

現代の子供達に当時の社会情勢を伝えられる作品だと思うので、金曜ロードショーで8月21日に放送される「コクリコ坂から」を待ちましょう。

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