2020年7月19日より放送が開始されているTSB系テレビドラマ『半沢直樹』ですが、2013年のシリーズに引き続き話題沸騰となっていますね。先日放送された第5話も関東地区での平均世帯視聴率が25.5%を記録し、令和になってからの連続テレビドラマ史上最高の視聴率となっています。
ネット番組や動画サイトなどコンテンツが多様化し、テレビ離れが加速していると言われている現代でこれほどテレビドラマが話題になるのはとてもすごいことではないでしょうか。
そんな今回も絶好調の『半沢直樹』第二章について調べてみました。
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半沢直樹第二章モデルは?帝国航空、進政党は?
皆さんご存知の通りドラマ『半沢直樹』の原作は池井戸潤さんの人気シリーズ小説です。
2013年版のドラマでは『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』が原作となっており、今回放送している2020シーズンでは『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』が原作になっています。
現在放送中の2020年版ドラマは新型コロナウイルス感染拡大の影響により放送開始時期が大幅に遅れてしまいました。そのため、「放送期間が予定より短くされてしまったりして『銀翼のイカロス』が原作になっているあたりのエピソードは放送されないのでは?」と心配になってしまった原作ファンの方もいたことと思います。
ですが先日の放送で「帝国航空」が本格的に物語に絡んできましたので、その心配は無さそうですね。
さてその「帝国航空」のお話のあたりで、なんとなく既視感と言いますか、現実世界とのリンクを感じた方も多いのではないでしょうか。第5話で東京中央銀行本部・営業第二部次長となった半沢直樹(堺雅人)は、巨額の負債を抱え破綻寸前の帝国航空の担当を命じられました。
しかし同じころ、憲民党から進政党への政権交代が起き、新しく発足した的場内閣は白井亜希子(江口のりこ)を国土交通大臣に就任させ、一律7割の債権放棄を銀行に要求する「再建タスクフォース」を立ち上げます。
この破綻寸前の航空会社と債権放棄、過去に非常によく似たことが私たちの現実世界で実際に起こっているのです。
大手航空会社として有名なJAL(日本航空)は、格安航空会社の参入やアメリカ同時多発テロなどの影響により経営難が続き、2010年に東京地方裁判所へ会社更生法の適用を申請し、事実上倒産しました。
この経営難からの倒産の経緯には「JAL再生タスクフォース」も大きく関わっています。
2009年当時、自由民主党から民主党への政権交代が起こり、自由民主党政権時代から緊急の課題であったJALグループ再建問題を解決するべく「JAL再生タスクフォース」が設置されました。
しかし、数千億円ともいわれる額の債権放棄をめぐり銀行団の反発を招いたり、政府の方針も軸がぶれ続けるなどしたため、最終的にJALの再建は株式会社企業再生支援機構に引き継がれました。
当時は連日ニュースで取り扱われる等していましたが、現在JALは再上場しているため、この事実を知らない方、または忘れてしまった方もいるのではないでしょうか。
それが今回の『半沢直樹』がきっかけで話題となり、この物語のモデルはまさにJAL再建ではないかと囁かれるようになりました。
たしかに政権交代のタイミングや「再生タスクフォース」など、そっくりですよね。現在ネット上を中心に、帝国航空をJALとするならば、それぞれのモデルは以下のようになるのではないかと言われています。
帝国航空→JAL
帝国航空再生タスクフォース→JAL再生タスクフォース
進政党→民主党
的場一郎(的場内閣)→鳩山由紀夫(鳩山内閣)
白井亜希子→前原誠司(&蓮舫?)
また、原作小説『銀翼のイカロス』のあとがきにもJALの名前がはっきりと書かれており、小説の発表時期から考えても池井戸先生がJALをモデルとしていたのはほぼ間違いないようです。
新キャスト紀本平八常務(段田安則)は半沢の敵?味方?
さて、好調が続くドラマ『半沢直樹』ですが、物語が帝国航空編に進むにあたって新しい登場人物も増えてきましたね。
江口のりこさん演じる白井亜希子や筒井道隆さん演じる弁護士・及原正太はもちろん、柄本明さん演じる箕部啓治や西田尚美さん演じる鉄の女・谷川幸代も今後のストーリーに大きく関わっていきます。
半沢VS政府という、とてつもなく大きなスケールの物語となるため登場人物が多くなってくると予想されるドラマ『半沢直樹』後半戦ですが、中でも紀本平八常務が気になっている方も多いのではないでしょうか。
紀本平八常務は半沢と同じく東京中央銀行の人間で、ニューヨーク支店から本部へ復帰したエリートであり、債権管理担当常務に就任しました。旧東京第一銀行出身者で、行内に幅広い人脈を持っている有力者でもあります。
今回半沢は、この新しい上司・紀本常務の管轄の元で帝国航空の再建に取り組んでいくこととなります。
今後、物語に深く関わっていくであろう紀本平八常務を演じるのは名脇役として知られる俳優・段田安則さんです。
段田安則さんはコミカルな役からシリアスな役まで幅広い演技を見せてくださる演技派の俳優さんで、舞台から映画やドラマ、ナレーションなど様々なところで活躍をなさっています。テレビ朝日系列の人気ドラマシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』ではシリーズを通して外科の鳥井高役を務めています。
この冷静沈着な半沢の上司・紀本平八常務が今後半沢の味方となるのか敵となるのか、現時点では登場したばかりなので全く分かっておらず謎に包まれています。
彼について分かっていることと言えば半沢が旧産業中央銀行出身(通称・旧S)であるのに対し、紀本常務は旧東京第一銀行出身(通称・旧T)で、同じく旧Tであり東京中央銀行の頭取である中野渡派だということくらいでしょうか。
旧Sと旧Tは対抗意識があるかのような描写もされていますので、もしかしたら紀本常務も半沢に対して良い印象は無いのかもしれませんね。
まとめ
いよいよ後半戦に突入した大人気ドラマ『半沢直樹』、今回もまだまだ面白くなっていきそうですね。日本政府という過去最大にして巨大すぎる相手と半沢がどう戦っていくのか、帝国航空は果たしてどうなるのか、見どころ盛沢山となっています。
ここまでの『半沢直樹』をまだ見ることができていない方も、まだ間に合いますよ!
是非この機会に『半沢直樹』を通して、過去実際に起こった航空会社再建騒動についても改めて深く考えてみてはいかがでしょうか。
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