バベル九朔実写化あらすじ原作とドラマの違いは?結末か?

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万城目学さんの自伝的小説である『バベル九朔』が実写ドラマ化されることが発表されました。万城目学さんといえばこれまでに『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』や『プリンセス・トヨトミ』など、数々の作品をヒットさせてきた売れっ子の小説家です。

万城目さんの作品は非日常が織り交ぜられているものが多い印象ですが、なぜ『バベル九朔』が自伝的かというと、万城目さん自身が『バベル九朔』の主人公と同じように小説家を目指しながら雑居ビルの管理人をしていた時期があったのだそうです。

万城目さんご本人も「3分の1自伝的小説」と語る『バベル九朔』とはどんなストーリーなのか、原作小説とドラマで違いはあるのか、調べてみました。

菊池風磨主演 バベル九朔 あらすじネタバレ?

※こちらの内容はネタバレを含みます。ご注意ください。

今回実写ドラマ化となった『バベル九朔』ですが、主演はSexy Zoneの菊池風磨さんということでファンの方々も大変注目なさっているのではないでしょうか?
では、ドラマの原作となった小説『バベル九朔』のあらすじについて早速ご紹介させていただきます。

この物語の主人公は作家志望の27歳男性・九朔満大です。満大は小説家になりたいと決意し、執筆時間を確保するためにハウスメーカーの事務職を退職して「バベル九朔」という雑居ビルの管理人となりました。「バベル九朔」は満大の母・三津子が、三津子の父親(満大の祖父)・満男から相続した築38年の雑居ビルで、1フロアに1つのテナントが入っているタイプの5階建てビルです。

地下1階には「SNACK ハンター」、1階にはレコード屋の「レコー」、2階には居酒屋の「清須会議」、3階には「ギャラリー蜜」、4階には探偵事務所の「ホーク・アイ・エージェンシー」がそれぞれ入っており、5階は管理人室兼満大の自宅となっていました。

6月のある日、満大は電気メーターの点検中に不審な女を目撃します。女は全身黒づくめの服でサングラスをかけており、足元にはヒールを履いていました。4階の探偵事務所の客だろうと考えた満大は特に気にせずにやり過ごします。

しかしその数日後、バベル九朔に泥棒が入ってしまいました。満大が刑事から犯人と思われる多国籍窃盗団「カラス」の幹部の写真を見せてもらうと、そこにはあの黒づくめの女が写っていました。

後日、満大は工場経営の女社長である母の姉・初恵と世間話をしたあとで屋上へ行くと再びあの黒づくめの女と出会いました。女が「扉は、どこ?」と言いながらサングラスを外すと、その目は人間の目ではなくカラスの目でした。

恐ろしくなった満大は自分の部屋へ逃げ込み、4日間閉じこもりました。小説の新人賞の締め切り日でもありましたが、ようやく完成させた1600枚の超大作の原稿も郵便局へ出せないまま過ぎてしまいました。

数日経ってようやく外に出られるようになった満大のもとに、3階のギャラリー蜜が店をたたむという連絡が来ます。3階へ向かうと、店主の蜜村から小さな油絵を渡されました。

その油絵は蜜村が満男に言われてずっと飾っていたものなのだそうです。部屋に戻った満大はメモしてきた3階の水道メーターを確認して驚きます。なんとバベル九朔全体の20年分にもなる使用量を、ひと月にも満たない期間のうちに3階だけで使用していることになっていました。

水漏れを疑って満大は再び3階へ向かいますが、その様子はありません。そのとき、屋上から物音がしたため、満大は屋上へ向かいました。するとそこにはあのカラス女がいて、扉だとか境界だとか訳の分からないことを言っていたため満大は自分の部屋へ逃げ出します。部屋に入るとすぐに黒電話が鳴り「逃げろ」と言われました。そこへ天井からカラス女の黒い脚が伸びてきて電話は破壊されてしまいました。

満大は部屋を飛び出して3階のギャラリー蜜へ逃げ込みました。しかし扉のすぐ外にはカラス女が来ていてカラスの鳴き声で叫んでいます。満大が慌ててスタッフルームへ逃げ込むと、そこには蜜村から渡されたあの油絵がありました。油絵をよく見ると先ほどまでは無かったはずの黒い扉が描かれています。

その絵に満大が触れた瞬間、満大は見たこともない湖の真ん中にいました。

混乱しながらも岸に上がった満大は10歳くらいの少女に出会いました。少女に湖の名前と今日の日付を聞きますが、少女は湖の名前も日付もない、ここはバベルだからと答えました。そして走り出した少女を追いかける中で、満大はここが現実世界ではないことに気が付きます。

そしてバベル九朔にあるはずの自分の部屋へ辿り着きました。ビルは恐ろしく高いビルになっており、ビルの中にはこれまでに入れ替わり立ち代わりバベル九朔に入っていたパッとしないテナントたちが入っていました。

少女や、少女と対立しているらしいカラス女の話から、この非現実の世界は湖から力を得て満男が作り上げた世界で、みんなの願いが叶う場所なのだと言います。

満大は現実の世界に戻りたい気持ちと、もしカラス女に会って閉じこもってしまったあの日に1600枚の超大作の原稿を小説の新人賞へ応募できていたらどうなっていたのか…小説家としてデビューしていたとしたらこちらが本当の人生なのではないかという気持ちで揺れていました。

そして死んだ満男や4階の探偵事務所の四条も満大の前に現れて物語は加速していきます。

果たして誰の言っていることが真実なのか、どこまでが現実なのか、バベルとは何なのか、満大は自分の世界に戻るのか…といった物語です。

主人公・満大がバベルに迷い込む前の日常にも伏線がちりばめられていて、クライマックスで回収されていく様が素晴らしい作品なので、興味の湧いた方は是非読んでみてください。

菊池風磨主演バベル九朔 原作とドラマに違いはある?結末に違いか?

さて、簡単に小説『バベル九朔』のあらすじを説明させていただきましたが、ドラマ版との違いはあるのでしょうか?

現在のところ、ドラマ版『バベル九朔』について、原作の世界観のまま、設定やストーリーを大幅にアレンジしたまったく新しい映像作品とされていますが、その詳細なストーリーについては公表されていません。キャストに関しても主人公の九朔満大を菊池風磨さんが演じること以外は発表されていないため、ストーリーや登場人物を予測することは難しい状況です。
ですが公式サイトに載せられているイントロダクションの文章や、すでに解禁されている情報の中にはいくつか小説との違いを見つけることができました。

まずは雑居ビル「バベル九朔」の築年数と建てた人物についてです。原作小説では築38年の雑居ビルであり、このビルを建てたのは主人公・満大の祖父である九朔満男です。満男は様々な分野の仕事をしており、多角的な経営で財を成した人物であり、満大が2歳の時に脳卒中で亡くなってしまっています。満大は成功者である彼のことを心の中で「大九朔」と呼んでいました。

しかしドラマ版では、「バベル九朔」をつくったのは満大の高祖父であり、高祖父のことを「大九朔」と紹介しています。高祖父が作ったとあって築年数も88年とされているようですね。50年分も築年数が伸びればその分バベルの中にあったテナント数は膨大になりそうですし、原作以上にいろいろなテナントが登場するのかもしれませんね。

満大がバベルに迷い込む設定にも違いがあるようです。小説『バベル九朔』では3階に入っていたテナントの「ギャラリー蜜」の店主から渡された湖の絵に触れたことから満大は不思議な世界へ足を踏み入れます。ドラマ版ではこの点について”地下1階にある物置部屋から迷い込んだ”とあり、地下が「SNACK ハンター」ではなく物置部屋になっていることも分かります。

また、満大の目指している夢が小説家から脚本家になっていたり、満大の父・勝や監督志望の親友・後藤健、のっぺらぼうの怪物”くらまし”など、原作には登場しないキャラクターも多数出てくるようです。

この物語の結末については、そもそも小説版でもはっきりとは描かれておらず、満大がどうなったのか明記されてはいません。夢の世界を拒絶し元の世界に戻ったのか、はたまた自分の夢である小説をバベルに与えたことでその塔をさらに伸ばすことになったのか、読む人それぞれの解釈になると思います。

ドラマ版に関しましては登場人物や設定も変わっていることですし、「謎解き」×「友情」×「家族の絆」と銘打たれ、迷い込んだビルの仲間たちを救うために満大が奔走すると書かれていることから、また違ったラストを迎えるのではないでしょうか。放送が楽しみですね。

まとめ

主演の菊池風磨さんといえばジャニーズ事務所所属のアイドルグループ・Sexy Zoneのメンバーとしても活躍されていますが、様々なドラマにも出演されていらっしゃいます。
今回のドラマ『バベル九朔』と同じ日本テレビ系シンドラ枠での主演は2度目となっていますね。前回主演のシンドラ『吾輩の部屋である』は部屋からほとんど出ないというもので、今回の『バベル九朔』はビルの中で繰り広げられる物語とあって、ご本人もデジャヴを感じているそうです。

菊池さん以外のキャストはまだ伏せられていますが、演技派の方々だというお話もありますので、共演者の発表についてもこれから楽しみですね。

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