小芝風花さんにとって同枠2作目の主演作となるドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」。
当たり前に聞こえていたモノの声が聞こえなくなり、強い不安を感じつつも、どうにか“普通”を装っていた萌子美。でも、その“普通”は萌子美にとっては“普通”ではなく、余計に萌子美を追い詰めているようです。
そんな中で、進められつつある、伸寛の移住計画。この計画が萌子美にとって、また、清水家にとって、転機となるのでしょうか。そこで、今回はそんな第9話の展開をご紹介していきます。
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ 第9話公式あらすじ予告
清水萌子美(小芝風花)は兄・俊祐(工藤阿須加)のハサミで、兄のようなフラワーアレンジメントを作って以来、花やモノたち、さらにぬいぐるみのトミーとも話せなくなってしまう。たまらず岸田佑矢(加藤清史郎)に相談すると、萌子美の苦しい心情を理解し、モノと話せない分、自分といっぱい話そうと励ましてくれる。
一方、萌子美の両親・伸寛(田辺誠一)と千華子(富田靖子)に、新たな問題が起こる。伸寛が突然、「田舎暮らしを始めたい」と言い出したのだ。千華子が昼食用に弁当を作ってくれたことで、今が打ち明けるチャンスと話した伸寛だったが、千華子は「調子に乗らないで」と一喝。伸寛は夫婦のやりとりを見ていた千華子の父・須田観(橋爪功)から、励ましにも皮肉にも取れる言葉をかけられる。
その日の夜、千華子は萌子美に、佑矢を夕食に招いていいか聞かれる。やがて佑矢がやって来ると、萌子美から自分たちの部屋で夕食を食べると言われ、千華子や伸寛を驚かせる。年頃の娘の部屋に異性と二人きりにしていいのか…。千華子たちが悩んでいると、俊祐が仕事から帰宅。萌子美が不思議な力で店のピンチを救ったことを伝え、調子に乗っているのだと腹立たしげに話す。
佑矢が帰ったあと、俊祐は萌子美をとがめるが、萌子美は家族に花やモノたちと話せなくなったと告白。千華子はそれが”普通”なのだと娘を慰めるが、俊祐は自分の行動が妹を追い詰めたのではないかと内心、ショックを受ける。
その後、萌子美はこれまでと変わらない様子で仕事に打ち込むが…。<引用>モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ 公式
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ 第9話ロケ地
福島県道5号線(フルーツライン) 山梨県甲州市
移住先の候補地へと向かう清水家の車が走っていた場所
山梨家並保存会もしもしの家 山梨県甲州市塩山下小田原1099
清水家が見学に訪れた古民家
山梨家並保存会もしもしの家付近の道路 山梨県甲州市塩山下小田原
伸寛と千華子が地図を見ながら歩いていた道
釜の淵公園 東京都青梅市大柳町1392
観と萌子美が話している間に、トミーがいなくなってしまった河原
トミーを探していた森の中
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ 第9話撮影協力一覧(エンドロール)
株式会社 ふじ花園 山梨家並保存会もしもしの家
大和市 大和フィルムコミッション
大和市引地台公園 青梅市観光協会
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ 第9話の感想
自分にとって普通だったことが突然なくなってしまうことがどんなことなのか、千華子や伸寛も考えるようになってくれたことは、萌子美にとっても嬉しい兆しのようでしたね。
どこか無理をしていそうな萌子美の姿に、しばらく店を休むように提案し、トミーが見つからなくなってしまった際も、諦めないよう励ましてくれていた俊祐。佑矢の訪問に、悪ぶった口調で嫌味を言いながらも、内心は萌子美のことをとても心配しているのですね。
涼音に一緒に暮らしたいと言われ、その答えに悩んでいるのも、萌子美のことがあってのことのように思えました。
ボヤで住む所が無くなったというのが嘘だとわかり、不倫した過去を開き直るかのような態度に、再び険悪になってしまった観と千華子の関係。でも、移住候補地を一家で訪れたことで、亡き母は不倫した父を受け入れていたということに気付いたようでした。
出来れば一緒にここで暮らしたかったと、妻の写真を見つめながら思い返す観の姿に、偽りはないように思えました。
「もしまた話せるようになったならば、その力を何に使いたいか」という観の問いへの答えはまだ見つからないものの、少しずつ前を向いていけそうであった萌子美。
そんな矢先、行方不明になってしまったトミー。懸命に探す中でその祈りが通じたのか、再びモノや生物の声が聞こえるようになった萌子美。この状況が苦痛で仕方がなかったと話していただけに、ようやく元の自分を取り戻した瞬間に、安堵しているようでしたね。
物語も残すところあと1話。明るい兆しが見える中、登場人物それぞれが抱えているであろう課題に、どんな答えを出すのか、楽しみです。
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ 第10話予告
行方がわからなくなったぬいぐるみのトミーを捜すため、清水萌子美(小芝風花)は木々たちに居場所を知らないか問いかける。すると、萌子美の祈りが通じたのか、再びモノたちの声が聞こえるように。木々たちに導かれ、萌子美はついにトミーとの再会を果たす。
帰宅した萌子美は以前にも増して積極的になる。職場に復帰し、仕事に行く前に岸田佑矢(加藤清史郎)とジョギングを開始。そこにはある思いが秘められていて…。父の伸寛(田辺誠一)も山梨への移住に向け、不要なものを処分し始める。千華子(富田靖子)はいまだ東京から離れる気はなく、伸寛は1人でも田舎暮らしを始めるという。「もちろん、一緒に来てほしい」そんな夫の言葉に心揺れる千華子だった。
そして役者志望の佑矢は夢を叶えるため、新たな挑戦を始めることにする。これまでのように頻繁に会えなくなるとわかるが、夢に向かって頑張る佑矢を萌子美は応援する。当の萌子美は新たな目標ができたことを家族に報告。萌子美の決意を伸寛や祖父の須田観(橋爪功)は応援するが、千華子はいつもの癖で萌子美を不安がらせることを言ってしまう。兄の俊祐(工藤阿須加)も妹の成長を目の当たりにして、複雑な思いを抱く。
そんな中、千華子は少しずつ父・観との関係を改善していく。娘に優しくされた観はなぜ音信不通だった千華子たちの前に現れたのか、真相を明かす。一方、萌子美や伸寛の前向きな姿に感化された俊祐も自分の本当の夢と向き合い始める。萌子美たちが大きく進化していく。<引用>モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ 公式








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