コロナワクチン一番安全なのは?ファイザーモデルナアストラゼネカ日本で接種可能なのは?

ニュース

2021.5.24

2021年5月24日午前8時から、東京と大阪において大規模接種センターにおけるコロナワクチン接種が始まりました。東京都千代田区大手町の会場には、午前6時半頃から高齢者が集まっています。

大規模接種センターでは、モデルナ社製ワクチンが使用されます。地方自治体の接種は、ファイザー製ワクチンを使用しています。その他に、国内で認可されたワクチンには、アストラゼネカ製ワクチンがあり、現在3種類のコロナ用ワクチンがあります。

他に国内治験実施中のコロナ用ワクチンに、ジョンソンエンドジョンソンや国内製薬メーカーが開発中のワクチンがあります。各社のコロナ用ワクチンの安全性を、国内で接種可能なワクチンについて調べました。

国内で最初に承認されたコロナ用ワクチンは、ファイザー製でした。アメリカ製薬大手ファイザーは、2020年12月18日に、コロナワクチンの承認を厚生労働省に申請し、2021年2月14日に医薬品医療機器等法にもとずき特例承認されました。まず医療従事者を対象に、次に高齢者や基礎疾患保有者等、その後一般国民を対象にワクチン接種が進められます。

欧米の製薬会社モデルナとアストロゼニカのコロナワクチンは、2021年5月21日に、厚生労働省が正式に承認しました。いずれのワクチンも、国内の治験で、海外の治験と同様に、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」が増加し重篤な症状も見られませんでした。

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ファイザー製コロナワクチン

ファイザーのワクチンは、米国製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業・ビオンテックが共同で開発したワクチンです。このワクチンは、遺伝物質のメッセンジャーRNAを使っていて、メッセンジャーRNAワクチンまたは「mRNAワクチン」と呼ばれます。新型コロナウイルスが感染するときの足掛かり「スパイクタンパク質」を作る遺伝情報を含む物質「mRNA」を投与します。

「mRNA」は設計図のようなもので、スパイクタンパク質が作られ、免疫の仕組みによりウイルスを攻撃する抗体を作ります。実際のウイルスは使用していないので、ウイルスへの感染はありません。大規模臨床試験により新型コロナウイルスの発症を95%抑える効果が示されました。

ファイザー製ワクチンの保管温度と期間は、マイナス75℃で6カ月間、マイナス20℃で14日間、2℃から8℃で5日間です。接種回数は2回で間隔は3週間です。

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モデルナ製コロナワクチン

モデルナのワクチンは、ファイザーと同じメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。mRNAが人の細胞内に取り込まれると、細胞内でウイルスのタンパク質が産生され、中和抗体及び細胞性免疫応答が誘導されます。武田薬品が、モデルナ社コロナワクチンの日本国内における製造販売の承認を取得しました。モデルナ社コロナワクチンは、海外で行われた臨床試験で発症を94.1%抑える効果が示されました。

モデルナ製ワクチンの保管温度と期間はマイナス20℃で6カ月間、2℃から8℃で30日間です。接種回数は2回で間隔は4週間です。

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アストロゼネカ製コロナワクチン

アストロゼネカのワクチンは、チンパンジーのアデノウイルスをベクターにして使用したワクチンです。接種後、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質が発現して、中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されます。イギリスやブラジルなどで行われた臨床試験の結果をまとめた論文の平均で、発症を70.4%抑える効果が示されました。

アストロゼネカ製ワクチンの保管温度と期間は2℃から8℃で6カ月間です。接種回数は2回で間隔は4週間です。

認可を申請中のコロナワクチン

海外で使用されていて厚生労働省の認可を受けていないコロナワクチンに、ジョンソンエンドジョンソンのワクチンがあります。ジョンソンエンドジョンソンのワクチンは、弱毒化したアデノウイルスを体内に入れて、新型コロナウイルスに対する免疫が誘導されます。ジョンソンエンドジョンソンのワクチンは発症を66%抑えます。

ジョンソンエンドジョンソンのワクチンの保管温度と期間は、マイナス20℃で2年です。接種回数は1回です。

国産ワクチン

国産ワクチンの開発は、日本企業のアンジェスが、DNAワクチンの臨床試験中です。塩野義製薬は組換えタンパクワクチンの臨床試験中です。KMバイオロジクスと第一三共も臨床試験を行っています。

国内メーカーのワクチンの副作用については、5月23日現在公表されていません。

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ワクチンの副作用と安全性

ファイザーとモデルナのワクチンは、共にメッセンジャーRNA(mRNA)を投与する仕組みで、副作用は大差ない結果が示されています。副作用は注射部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱などで、軽度から中程度で数日で回復します。

接種後30分以内に発生する急激なアレルギー症状「アナフィラキシー」が生じる発生頻度は、接種100万回当たりファイザーが4.7件、モデルナが2.5件で頻度は低いです。

アストロゼネカのワクチンは、注射部位の痛み、だるさや頭痛、筋肉痛や関節痛などがファイザーやモデルナと相当または高い頻度で発生しています。アストロゼネカ製ワクチンは、接種後の血栓症の発生が100万人に4人の割合で報告されています。脳の静脈に血栓ができるCVSTと内臓静脈血栓症SVTが報告されています。血栓症は、18から48歳の女性で発生しています。

ジョンソンエンドジョンソンのワクチンでも、血栓症の発症が60歳以下の女性で報告されています。

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まとめ

国内で認可されている新型コロナワクチンや認可されていなしワクチン、国内で開発中のワクチンについて調査しました。自治体で接種されているファイザー製、大規模接種センターで接種しているモデルナ製は、効果が高く、安全であることが分かりました。

国内のワクチン接種が順調に進み、新型コロナウイルス感染症が収束することを祈っています。

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