芳根京子主演映画Arcアークあらすじネタバレは?原作は何?

映画

星の数ほどいる若手俳優さん・女優さんたちの中で、その勢いだけでなく確かな実力を認めてもらえるのはほんの一握りの方々だけではないでしょうか。芳根京子さんもそんな数少ない若手実力派として名を馳せている女優さんの1人です。

なんと芳根さんは映像作品デビューして1年程しか経っていない2014年にオーディションを実力で勝ち抜き、映画『物置のピアノ』で映画初出演にして初主演を飾るというスターぶりを発揮しています。

そんな芳根京子さんが今回主演を務める映画『Arc アーク』についてあらすじや原作など調べてみました。

スポンサーリンク

Arcアークあらすじネタバレは?

では早速、映画『Arc アーク』についてあらすじを紹介させていただきます。

主人公のリナは17歳で息子を出産しますが、子供への愛情を感じられずに両親の元へ息子を預けて放浪の旅に出てしまいました。

19歳になったリナはダンサーとして生計をたてていましたが、悪態をついてしまい突然クビになってしまいます。しかし、その日たまたまリナのダンスを見ていたエタニティボディワークス社のエマという女性にスカウトされ、エタニティボディワークス社へ入社することになりました。

エタニティボディワークス社は遺族からの依頼を受け、死んでしまった人や動物をまるで生きているかのような状態のまま保存する”プラスティネーション”を施術する会社でした。プラスティネーションとは、遺体の体液を抜いて代わりに樹脂を流し込み、操り人形のように無数に繋がれた紐で細かなポーズを取らせることでまるで生きているかのような見た目で遺体を保存する方法です。

リナはスタッフのカナコから仕事を教わり技術を覚えていきますが、ある日生まれたばかりで死んでしまった赤ちゃんのプラスティネーションの依頼が来たことで息子のことを思い出し施術ができなくなり、エマに自身の過去を打ち明けました。

その後も懸命に仕事を続けたリナは、30歳になる頃にはプラスティネーションアーティストとして社を代表する存在になっていました。

そんな時、エマの弟でもある研究者のアマネがプラスティネーションに使用している液体の研究から不老不死の液体の開発に成功します。その後、政府の承認も得て、ついに人類にとって不老不死が現実のものになろうとしていました。

アマネはリナに「一緒に方舟(アーク)に乗ろう」と告白し、2人は不老不死の薬品の最初の被験者となりました。

リナが50歳になる頃、不老不死であるはずの2人に異変が起きます。リナは変わらず若い肉体のままでしたが、アマネに1本の白髪が見つかりました。なんと、アマネには遺伝子異常があり、不老不死の液体が上手く機能しなかったのです。アマネはこれまでの反動で急速に老いて死んでしまいました。

89歳になったリナは、冷凍保存されていたアマネの精子を宿して産んだハルという娘と共に天音(アマネ)島と呼ばれる島にいました。

天音(アマネ)島は不老不死の施術を受けなかった人々が暮らす場所です。つまり、リナは老いて死を迎えることを選んだのです。

島内には穏やかで自然な死を迎えるための施設が設けられており、リナはカナコの娘・ナナと共にこの施設の介護士として働いていました。

ある日リヒトと癌患者のフミという老夫婦が島にやってきて、このリヒトが10代のリナの捨てた息子であることが発覚します。リナはリヒトへ今からでも不老不死の施術はできると勧めますが、リヒトは最愛のフミと生きて死ぬことを選びます。

そうしてフミが亡くなると、リヒトは船でどこかへ去っていきました。

132歳になったリナは老化が進んですっかりおばあちゃんになっていました。娘ハルと、その子供である孫娘と共に天音(アマネ)島の浜辺を散歩しています。

ハルはリナに何故永遠に生きられたのに死へ進むことを選んだのか聞きました。悔いのない人生を十分歩んだからだと答えるリナは、とても満ち足りた穏やかな表情をしていました。

スポンサーリンク

原作は何?

“永遠の命と死”という私たちにとって一度は考えたことがあるテーマの映画『Arc アーク』ですが、果たして原作となった作品はあるのでしょうか?

調べてみたところ、ケン・リュウ氏著の『もののあはれ ケン・リュウ短篇傑作集2』に収録されている『円弧(アーク)』が本作の原作となっているようです。

ケン・リュウ氏といえば2011年に発行の短編集『紙の動物園』で、その年の最も優れたSF・ファンタジー作品に与えられる3大賞として有名なネビュラ賞、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞の全てを受賞するという驚くべき快挙を成し遂げた天才小説家です。

ちなみにこの3冠全てを獲得したのは彼が史上初ということで、どれだけの歴史的快挙かということがお分かりいただけるかと思います。

ちなみに原作『円弧(アーク)』は映画『Arc アーク』と登場人物やストーリーが多少異なる部分があるようですよ。

例えば原作『円弧(アーク)』は主人公の名前がリーナであったり、映画『Arc アーク』で主人公リナと共に不老不死の処置を受けるパートナーはアマネでしたが、原作『円弧(アーク)』では会社のオーナーのジョンです。

また、原作『円弧(アーク)』のリーナは年老いた息子のチャーリーと再会したあと、チャーリーの死を看取るという違いもあります。

そしてリーナは100歳近くになって不老不死を否定する青年デイヴィットと出会って恋をし、デイヴィットの思想に共感して彼と共に老いて死ぬことを選ぶのです。その際、不老不死が当たり前の世界で生まれて育った第二子のキャシー(映画版ではハル)から、死なない人生だからといって変化のない人生ではないと反対されたりと、より生と死について考えさせられる内容になっています。

この手の不老不死をテーマにした作品ではどうしても主人公が「死のある人生」を選びがちで、死があるからこそ人生が輝くというような結論に行きあたることが多い傾向にあると思います。

そんな中でこの原作に登場するキャシーの「死の無い人生イコール変化の無い人生ではない」という新しい考え方にはとてもハッとさせられました。

映画版でも不老不死が当たり前の世の中になったことで自殺者が増えたり子供の出生率が激減したりとマイナスな影響が多々あるように描かれていますが、このキャシーのような思いで生き続ける人々はきっと死の無い人生であろうと豊かに生きることができるのでは?と思えました。

このように原作と映画を見比べてみるとより深い面白みがあるかもしれませんね。

スポンサーリンク

まとめ

主演の芳根京子さんはとても透明感のある美しさを持った女優さんですが、なんと中学生の頃にギラン・バレー症候群という病気を発症し、学校へ行くことも難しくなってしまったことがあるそうです。ギラン・バレー症候群は筋肉・四肢に力が入らなくなる病で、重症になると呼吸不全なども引き起こすとても恐ろしい病気です。

その後芳根さんは見事克服されたそうですが、そういった経験からも生や死について深い想いがあるでしょうし、きっとその想いが今回のリナという人物を演じる糧の1つになっていることと思います。

芳根京子さん主演の映画『Arc アーク』、是非ご覧になってみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました