東京都感染者大爆発の要因は?病床の現状は?五輪か? 路上飲みか?

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2021年7月28日に、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が3177人と過去最多を更新しました。インド型デルタ株は、感染力が強く今回の「第5波」に対して、東京都は、なすすべが無い状態におちいっています。

東京五輪開催中の感染拡大という「最悪のシナリオ」が現実味を帯びています。菅義偉首相、田村憲久厚生労働相、西村康稔経済再生担当相らが協議して、記者団に対し「デルタ株の割合も急速に増加しており、(25日までの)4連休の人出も含めて分析していくことにした」と話しました。

東京都感染者大爆発の要因について調査しました。

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東京都感染者大爆発の要因は?病床の現状は?

政府関係者の中には「(4連休中の)検査結果が上乗せされ、実態以上の数字になっただけ」「無料のPCR検査を受けた人が膨れ上がった結果だ」と楽観的な見解を述べている人もいます。

専門家は以前から「五輪期間中に3千人もあり得る」と予測し警告していました。それが現実になったと思われます。東京都では7月29日に、「モニタリング会議」を開き、東京都の新型コロナウイルス感染症の都内の感染状況や医療提供体制について分析・評価しました。

国際感染症センターの大曲貴夫(のりお)センター長は「これまでに経験したことのない爆発的な感染拡大に向かっている」と語っています。

7月28日の東京都の新型コロナウイルスの入院者数は、入院2995人(軽症・中等症2915人、重症80人)、宿泊療養1829人、自宅療養7348人、入院・療養等調整中4172人です。

医療の受入体制は入院患者数2995人(確保病床5967床の50.2%)、重症患者数80人(確保病床392床の20.4%)です。大阪府知事の吉村知事は「重症病床と軽症・中等症病床のどちらかの使用率が50%に達した場合、国に緊急事態宣言を要請する」と話しています。東京都は入院患者が確保病床の50%を越えていて、病床ひっ迫の危機を迎えています。

医療提供体制に対する総括コメントは「新規陽性者数が急速に増加すれば、医療提供体制がひっ迫の危機に直面する。変異株の影響や、新規陽性者の年齢構成等を踏まえた入院医療、宿泊及び自宅療養の危機管理体制の準備が急務である」と言っています。

小池都知事が7月27日に、新規感染者数が過去最多になったことで会見し「若い方々の行動パターンが、鍵を握っている。自分がよければではなくて、結果として人にうつすと、医療体制がひっ迫する」と若い人にワクチン接種を呼びかけました。

医療体制について小池都知事は「基本的に、3つの柱でやっている。自宅、ホテルなどの宿泊療養施設、そして病院。この病院の病床を、いかにして効果的に効率的に生かすかが鍵になる」と強調しました。

さらに小池知事は「特に1人暮らしの方々などは、自宅も、ある種、病床のような形でやっていただくことが、病床の確保にもつながるし、その方の健康の維持にもつながる」と述べました。

自宅を病床にするように呼び掛けた小池知事の発言に対して「一部では重症化率の高さも指摘されているデルタ株がすでに蔓延している。そんな状況で身寄りのない単身生活者がコロナ感染、重症化などした場合、一体誰が看病をするのだろうか。」と批判の声が寄せられています。

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オリンピックか? 路上飲みか?

7月28日に、東京都内の新型コロナウイルスの感染者が、初めて3000人を超え3177人になりました。一週間前の水曜日より1345人増えています。7月28日までの7日間平均は1954.7人で前週の153.0%になりました。まさしく感染大爆発の様相を呈しています。

厚生労働省の専門家会合メンバーの国際医療福祉大学・和田耕治教授は「4連休明けで受診した人が集中したこともあるとみられるが、デルタ株への置き換わりで感染の広がりが早いうえにワクチン接種が進む中で接種していない人の間にも安心感が広がってしまったことや、五輪などで高揚感が高まっていることが原因ではないか。」と語りました。

さらに和田教授は「これまでは緊急事態宣言を出すと2週間で感染者数が減る傾向が見られたが、デルタ株は従来のウイルスよりもおよそ2倍感染が広がりやすいとされ、感染者数が減るのにも時間がかかるとみられる。多くの人がまだ免疫を持っていない中ではピークが見えていない状態でこれ以上、広がることもありえる」と五輪とデルタ株が感染拡大の原因であると推定しています。

新型コロナウイルスの新規感染者が3000人を超えた7月28日に上野・アメ横周辺には「90分飲み放題」などの看板を出し、酒が飲める店があちこちにありました。店員が「飲めますよ!」と客を呼びこみ、店内ではビールジョッキを傾けながら東京五輪の野球中継を見る客がいました。

20代の2人の会社員は、1年半ぶりに再会し、飲むための店を探していました。「東京の人口からすれば、千人増えたからって」と感染拡大に危機感を感じない若者がいます。路上飲みが規制で難しくなると、酒を飲める店が増えて、感染拡大しているように思えます。

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まとめ

今回は緊急事態宣言下にありながら、新型コロナウイルスの新規感染者が拡大している東京都について調べました。五輪による気の緩みと酒を飲める店が増えていることが感染拡大の要因と思いました。路上飲みが規制により減っても、飲める店が増えると感染拡大は続きます。

東京都の新型コロナウイルスの感染拡大が収束することを祈っています。

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