ラムダ株症状致死率感染力は?有効なワクチンは何?モデルナアストラゼネカファイザー

ニュース

2021年8月6日に、厚生労働省から、感染力が強いと言われる新型コロナウイルスの「ラムダ株」が国内の検疫で検出されていたことを公表しました。ラムダ株が検出されたのは7月20日に羽田空港へ到着した五輪関係者の30代女性でした。判明してから2週間後の公表でした。

女性にはペルー滞在歴があり、検疫で陽性が判明後、国立感染症研究所の解析でラムダ株が確認されました。ラムダ株はペルーで見つかり南米を中心に感染が拡大し、WHOが「VOI(注目すべき変異株)」に分類している変異株です。

厚生労働省は報告が、検疫から2週間後になったことについて「ラクダ株は、日本では報告対象の変異株に位置づけされていないためです」と述べています。日本ではラムダ株はVOC(注目すべき変異株)には登録されていません。特に注目して調査しているVOC(注目すべき変異株)は検出後、直ちに報告されています。

国立感染症研究所が、VOCにしているのはアルファ(イギリス由来)、ベータ(南アフリカ由来)、ガンマ(ブラジル由来)、デルタ(インド由来)の4種類です。現在の日本の感染拡大は、デルタ株が猛威を振るっているためです。

コロナのラムダ株の症状、致死率、感染力について調べました。

コロナワクチン一番安全なのは?ファイザーモデルナアストラゼネカ日本で接種可能なのは?
2021.5.24 2021年5月24日午前8時から、東京と大阪において大規模接種センターにおけるコロナワクチン接種が始まりました。東京都千代田区大手町の会場には、午前6時半頃から高齢者が集まっています。 大規模接種センターでは...
コロナ5類感染症にするメリットデメリット医療崩壊を招かないのか?
2021年8月現在、厚生労働省は新型コロナ感染症を季節性インフルエンザ並みの「5類感染症」にグレードダウンすることを検討しています。 感染症法では、症状の重症度やウイルスの感染力などから、感染症を1類から5類感染症の5段階と「新型イン...
国産コロナワクチンの供給の可能性はある?研究は進んでいるのか?
2021年9月6日現在、国内の新型コロナワクチンの接種実績は、1回以上接種者が59.3%、2回接種完了者が47.9%に達しました。厚生労働省によると8月8日現在で2月から接種開始したファイザー製で0.02%(9065万1661回中2万492...
コロナに妊婦感染でリスク胎児への影響重症化のリスクは?病床は?
2021年8月17日に、千葉県柏市で妊娠中に新型コロナに感染し、入院先が見つからず自宅療養中の妊婦(30代)が、妊娠29週に自宅で出産し、新生児を病院へ搬送しましたが新生児が死亡する事例が発生しました。 新型コロナの感染爆発で...
スポンサーリンク

コロナラムダ株症状致死率感染力は?

ラムダ株は2020年12月にペルーで初めて報告されました。ペルーでラムダ株が猛威を振るい、2021年4月に1日の死者数が1200人を越えて、5月には1日の新規感染者が2万人になりました。ラムダ株は南米での検出例が多く、2021年7月4日現在、チリ(30%)、ペルー(50%)、エクアドル(11%)の新規感染者が確認されています。

ペルーの専門家パブロ・ツカヤマ博士は「ラムダ株は感染力が強いことは確実だ」と言い、さらに「ラムダ株の致死率が、他の変異株よりも高いかはわかっていない」と言っています。

国際医療福祉大学の松本哲哉教授は、ラムダ株の感染力は「デルタ株と同等程度の可能性がある」と語っています。デルタ株は、1人の感染者が5~9.5人に感染を広げると言われています。ラムダ株も同程度の感染力であれば、デルタ株と同様に脅威になる変異コロナウイルスです。

ラムダ株の確認が報告されているのは、7月20日に羽田空港で見つかった30代女性のみですが、東京五輪では南米から多くの選手と関係者が入国していたので、今後注意する必要があります。

2021年7月28日に、東京大学研究チームが、科学論文サイト「バイオアーカイヴ」に、ラムダ株の研究結果を公開し、既存のウイルスより強い感染力が確認されています。

条件によっては、ラムダ株のほうがデルタ株より感染力が強かったという研究内容もあります。ラムダ株が既存のアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4種類より、どれほど感染力が強いのか、致死率がどの程度かは確認されていません。

東京大学研究チームは「まだ全世界がラムダ株の危険性を認知できていない」と書いています。ラムダ株は2020年12月にペルーで初めて発見されたと言われていますが、同年11月8日にアルゼンチンで検出されたウイルスに含まれていたと研究チームが明らかにしています。

ペルー国立保健院は、ペルーの新型コロナウイルスの新規感染者の8割がラムダ株と報告しています。

スポンサーリンク

有効なワクチンは何?モデルナアストラゼネカファイザー

日本でもラムダ株感染者が見つかり、ワクチンが有効なのか話題になっています。

ラムダ株のまん延しているペルー、チリ、アルゼンチンのワクチンの接種状況を調べました。

ペルーでは、2021年2月8日から全国でワクチン接種が始まり、医療従事者、国家警察、軍関係者から始まり、4月23日以降80歳以上、その後60歳以上を対象にしています。2021年内に18歳以上の全国民が接種を終える予定です。

ペルーで接種しているワクチンは、6月9日現在では米国ファイザー製(536万個)、中国シノファーム製(200万個)、英国アストラゼネカ製(78万個)で計815万個でした。ペルーはワクチン接種が遅れているので、海外での接種を求めて米国へ渡航する人が増えています。

チリでは国民の67%がワクチン接種を完了しています。ワクチン接種の7割超が中国シノバック・バイオテック製を2回接種しています。チリ政府によると中国ワクチンは接種後6ヶ月で免疫力が低下することを確認しています。

チリでは中国ワクチンの免疫力が低下しているので、3回目の接種を始めています。3回目の接種には、ファイザー製とアストロゼネカ製ワクチンを使用しています。チリではラムダ株に感染して、新規感染者160万人、死亡者3万6千人が確認されています。

アルゼンチンでは2020年12月29日に新型コロナワクチンの接種を開始しました。初期の接種はロシア製「スプートニクV」を使っていました。スプートニクVの確保ができなくなり、2回目の接種のできない人が多くいます。

異種混合接種の評価を行って、1回目にスプートニクV、2回目に米国モデルナ製ワクチンまたは英国アストラゼネカ製ワクチンの接種を行っています。

アルゼンチンのフェルナンデス大統領が、スプートニクVを2月までに2回接種し、4月に新型コロナウイルスに感染しました。ロシア側は「この知らせは残念だ」とコメントしています。

ラムダ株の感染拡大している南米では、中国製やロシア製のワクチンを接種した人が多く、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンの効果の差については確認されていません。

ファイザー、モデルナ、アストラゼネカはラムダ株の感染防止、重症化予防に効果があるため、南米において中国製やロシア製のワクチンを接種した人に2回目または3回目でファイザー、モデルナ、アストラゼネカを使用する異種混合接種が行われています。

コロナワクチン接種後副反応に効く解熱剤は?品薄状態で薬局で買える?
新型コロナワクチンの接種が進みつつあり、1回目よりも2回目の接種後のほうが高熱や倦怠感を訴える方が増えています。 厚労省ではコロナワクチン接種後に服用する解熱剤としてカロナールを推奨しています。 また、解熱剤を購入する方が多く現...
異物混入ワクチン会場どこ?ロットはいつの?番号は?死亡事例は?
8月26日に、厚生労働省から米国モデルナ製新型コロナワクチンに異物混入が見つかったため、約163万回分のモデルナワクチンの使用を見合わせると発表しました。 現在、日本国内で承認され接種されているワクチンには、ファイザー製、モデルナ製、...
ワクチン三回目接種日本はいつから?副反応はどうなる?
米国ファイザーと独ビオンテックは、日本において新型コロナワクチンの三回目の追加接種を行うための薬事手続きを始めることが分かりました。同社は海外でも臨床試験データを提出していて、日本でも追加の三回目接種の準備を進めています。 2021年...
スポンサーリンク

まとめ

今回は、羽田空港で感染者が確認された新型コロナウイルスのラムダ株について調べました。ラムダ株はペルーなどの南米で流行していて、感染力の強いことが分かりました。

南米では中国製やロシア製のワクチンが使われていて、短期間で効力が低下するので、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンと異種混合接種を進めていることが分かりました。

ラムダ株に関する研究が進んで、有効なワクチンを接種して感染拡大を防止することを祈っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました