風立ちぬ堀越二郎はサイコパスなのか?サイコパスと言われる理由

アニメ

「風立ちぬ」は宮崎駿監督が実際のゼロ戦の設計者である堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルとして、夢を追いかけながら昭和初期の時代を必死に生きる青年の姿を描いた長編アニメーション映画です

「新世紀エヴァンゲリオン」の監督として知られる庵野秀明が主人公・堀越二郎の声優を務めたことでも話題となりました。宮崎駿監督の引退作といわれたこの作品は今までのスタジオジブリ作品とは違い、戦争、震災、貧困が映画の中で取り上げられており、少し大人向けの映画となっています。

この映画の主人公堀越二郎は、一見飛行機を作る夢をかなえようとひたむきに頑張る好青年のように見えますが、実はサイコパスなのでないかと言われています。なぜそのようにいわれるようになったのか、堀越二郎という人物について深堀していこうと思います。

「風立ちぬ」
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堀越二郎はサイコパスなのか?

まずサイコパスとはどのような人のことを指すのでしょうか。サイコパスの定義は以下の通りです。

サイコパスとは、「感情の一部が欠如している」という点において特筆される精神病質者のこと。自分以外の人間に対する「愛情」「思いやり」などの感情が著しく欠けており、そのためにきわめて自己中心的に振る舞う傾向にある。また、道徳観念や倫理観、あるいは恐怖などの感情もきわめて乏しい傾向にある。サイコパスにも程度の差がある。

すべてのサイコパスな人がサイコパス的な要素をすべて顕現しているとは限らない。サイコパスではなくてもサイコパス的な要素を持つ人は少なくない。サイコパスとそうでない人の線引きは素人にはなかなか難しい。
出典:https://www.weblio.jp/contentより

私たちがイメージするサイコパスとは、映画に出てくる殺人鬼のようなイメージだと思います。しかし、サイコパス全員が殺人を犯すわけではありません。確かに道徳観念や倫理観、あるいは恐怖などの感情もきわめて乏しいとありますので、人を傷つけることへの恐怖心や罪悪感を感じられず、罪を犯す可能性は高いのかもしれません。

しかしそれと併せて他人への思いやりの感情の欠如と自己中心的という特質を持っているので、他人を躊躇なく蹴落としたり騙したりして成功を収める人もかなりいます。よって経営者や医者など社会的地位が高い人の中にもサイコパスは多いようです。

「風立ちぬ」のなかの堀越二郎もまさに成功者と呼ばれる部類の人間であることは間違いないです。頭が良く、大学卒業後は大手企業に就職し、その技術力の高さから大きな仕事を任されます。そして妻は美人な資産家の娘ときています。もちろん二郎の人生は良いことばかりで順風満帆なわけではありませんが、設定としては成功者そのもののように感じます。

この映画を一度観ただけでは『一人の青年が夢である飛行機を作るために奮闘する姿を描いた映画』という印象で終わってしまいますが、登場人物に細かく注目していくとまた見え方が変わってくるので面白いですよね。

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サイコパスと言われる理由

ではなぜ二郎はサイコパスなのでは?と言われるようになったのか、映画の中の二郎の行動で違和感があるシーンをご紹介していこうと思います。

① 黒川さんに怒られるシーン
二郎が会社に来るのが遅れて上司の黒川さんに怒られるシーンがあります。本来上司から怒られる時は、ウソでも「すみません」とお詫びの言葉を並べ反省しているような態度をとるはずです。しかし、二郎は悪びれる様子なくキョロキョロと視線を動かし、次々すれ違う女性たちを見ています。黒川さんの言葉など全く耳に入っていないような平気な顔をしていますよね。このシーンだけでも二郎が普通の人とは違う感性を持っていることがわかります。

② 少女にシベリアをあげるシーン
二郎が自分で買ったシベリアを貧しい子供にあげようとするシーンがあります。二郎は道端で出会った貧しそうな姉弟にシベリアを差し出します。「美味しいよ。お食べ。」と言う二郎に幼い子供を抱えたお姉ちゃんはキッと二郎を睨み、受け取ることなくその場を立ち去ります。拒否された二郎はその場に立ちつくし、去っていく少女を見つめています。その後二郎の部屋を訪れた同僚の本庄に少女の件を話します。すると本庄は二郎に「それは偽善だ!」と言い放ちます。本庄がいう偽善とは、二郎と本庄が作っている飛行機が莫大な金を使うせいで子供たちは貧しくなっている。二郎と本庄は子供たちの貧困の根源、加害者なんだ。という意味です。しかし本庄のその主張に対し二郎の返答は「この国はどうしてこんなに貧乏なんだろう」でした。本庄は自分達の仕事のせいで苦しんでいる人がいるという葛藤と戦いながら飛行機を作っていますが、二郎には本庄のその苦しみが理解できていないように見えます。二郎はただ美しい飛行機が作りたいその一心という感じです。

③ 菜穂子に対する態度
菜穂子が結核の療養をするために高原病院に自ら入院した後、二郎はろくに見舞いに行くことはありませんでした。菜穂子に定期的に手紙は送るものの、最初の数行は菜穂子の身を心配する内容ですがあとは飛行機制作の進捗具合などが書かれていました。自分の命があとどれくらいもつか分からない、そんな時に愛する人からもらう手紙にはウソでも愛の言葉や心配しているという言葉が欲しいものですよね。しかし二郎の頭の中はいつでも飛行機でいっぱい。菜穂子もそれを理解し彼を愛していたのだと思います。これはサイコパスというか女心がわかっていないというか…。まぁ二郎が人格的に変だということは確かだと思います。

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まとめ

今回は主人公二郎の人柄について考察してみました。彼は確かにサイコパス的な要素を持っていますが、決して悪い人などではありません。同僚の本庄のことを常に気にかけていましたし、菜穂子のこともほんとうに心から愛していたのだと思います。ジブリ映画はストーリーももちろんですが、キャラクターの細やかな設定も魅力の一つです。また観る機会がありましたらそちらにも注目してみてください。

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