もののけ姫タタラ場で働く包帯の人たちの正体は?ライ病との関係は?

アニメ

「もののけ姫」は1997年にスタジオジブリが発表した長編アニメーション映画です。当時歴代1位の興行収入を記録し、大ヒット作となりました。

室町時代の日本を舞台とし、人間と自然の共存をテーマとした壮大なスケールの物語となっています。

このもののけ姫の映画の中でタタラ場というエボシが率いる多くの女性達が働く場所が出てきます。今回はこのタタラ場についてひも解いていきたいと思います。

「もののけ姫」
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タタラ場とはどのような場所なのか?

「タタラ場」とは日本に昔からある製鉄所のような所で、もののけ姫の映画の中でも描かれていましたが砂鉄から鉄を取り出す作業をしています。明治になるまでは日本各地に多く存在していましたが、西洋式の近代的製鉄法が普及したのと同時に徐々に姿を消していきました。現在残っているタタラ場は島根県雲南市吉田町にある「菅谷たたら」のみで、こちらは昭和42年に国の重要有形民俗文化財に指定されました。

もののけ姫に出てくるタタラ場では、多くの女性が働いています。その女性達は着飾る様子もなく化粧もしていません。服がはだけるのも気にせずきびきび働き、性格も勝気でまるで男性のようです。彼女たちは鉄を作るために昼夜問わず働いています。そしてその働く女性達をまるで守るかのようにタタラ場は作られています。

タタラ場は下と上2段に分かれ、下の段は主に男性の牛飼いたちが住み、上の段には製鉄場所で働く女性達が主に住んでいます。自由に行き来することができる構造になっているのですが、もののけ姫の映像を見ると男性は男性だけで食事をとるようなシーンもあるので、何かしら制限がされているようにも感じます。

女性達を守るように作られているというのはこのタタラ場の構造に理由があり、外敵に襲われた時に2段目の居住地に籠城できるように作られているからです。もちろん、タタラ場自体にそう簡単に入ってこられないように工夫はしてあります。タタラ場の周りは堀で固められていますし、外からタタラ場に入る扉も4人がかりで開け閉めするような頑丈な作りになっています。

しかし、それでも万一敵に攻め込まれた場合、下の1段目で敵を食い止めることができるように作られています。1段目から2段目に繋がる道は傾斜になっており、他の経路は逆茂木という先が尖った木の枝を全面に配置することで使えなくしています。

すると、2段目に攻め入ろうとした敵はその一本道に集中するので、守る側もそこを攻撃すれば侵入を防ぐことができるというわけです。タタラ場は鉄を作りその鉄で生計を立てていますので、その製鉄所と女性の働き手だけはなんとしてでも守らなければなりません。

実際、サンがエボシを殺そうとタタラ場に侵入した時も女性衆のリーダーのトキが「騒ぐんじゃない。休まず踏みな。火を落とすと取り返しがつかないよ」と言っていました。これは一度火を落とすと十分な量の鉄が作れないからです。

タタラ場は鉄を生み出すために存在し、その鉄がなければタタラ場で生活する人々は死に絶えてしまう。そのような場所となっています。

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タタラ場で働く包帯の人たちの正体は?ライ病との関係は

そのような作りになっているタタラ場の2段目の一番端っこの奥のところに、ぐるぐると包帯を巻いた人たちが作業している場所があります。

その場所は水路で囲まれ、まるで隔離されているような空間です。そこでは新型の石火矢が作られています。

彼らは何らかの病気を患い包帯を巻いているのですが、新型の石火矢作りを任されるぐらいなので能力は高いものと思われます。この包帯を巻いた人たちはおそらく「ハンセン病」という病気にかかった人たちではないかといわれています。

ハンセン病とは感染病の一種で、らい菌という菌に感染することで発症します。よって「らい病」と言われたりもします。感染経路はまだよく分かっていないのですが、発症した人との密な接触により口や鼻から菌を吸い込むことで感染するのではと考えられています。

しかし、昔の日本では同一世帯の家族が発症することが多かったため、遺伝ではと考えられており、ハンセン病患者だけでなくその家族に対する差別もひどかったそうです。

また、今では薬があり完治する病気とされていますが、昔はそのような薬もなく知識も乏しかったためハンセン病患者は隔離され大きな人権侵害を受けていました。

宮崎駿監督ははっきりとハンセン病患者を描いたとは語っていませんが、「ジブリアニメを通して、そうした病気を持つ人たちを知ってほしかった」と過去に発言しています。包帯を巻いた人たちは隔離はされているものの、彼らは働けて衣食住にも困っていないように感じます。

そしてエボシに対する感謝の気持ちを述べています。タタラ場は身寄りのない女性や売られた女性達を引き取り仕事を与えていますが、こういった病気による差別により行き場を失くしている人達が唯一人間らしく生活できる場所でもあるのでしょうね。

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まとめ

今回はタタラ場についてご紹介しました。エボシはシシ神の森を荒らす悪者というイメージが強いですが、彼女達にも生活があることを考えるととても複雑な気持ちになりました。

ハンセン病という病気もこの映画を通して初めて知りましたし、ジブリ作品は多くの知識を得ることができる映画であるなと改めて感じました。

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