アストラゼネカ社ワクチンは危険か?副反応副作用は?メリットデメリット

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アストラゼネカ社ワクチンの公的接種が始まっています。政府が確保しているワクチンは、ファイザー製が1億9400万回分(9700万人分)、モデルナ製が5000万回分(2500万人分)、アストラゼネカ製が1億2000万回分(6000万人分)です。ファイザー製は2021年2月、モデルナとアストラゼネカは2021年5月に承認され使用可能になりました。

アストラゼネカ社ワクチンは、海外で接種後に血栓症を発症した事例があり、政府は公的接種を見合わせていました。政府は40歳以上を対象にアストラゼネカ社ワクチンを公的接種で使用することになりました。緊急事態宣言発出中の都府県へ優先配分することを決定しています。

アストラゼネカ社ワクチンの副反応副作用について調べました。

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アストラゼネカ社ワクチンは危険か?副反応副作用は?

公的な予防接種に追加されたアストラゼネカ社ワクチンについて、厚生労働省は都道府県に少なくとも1個所の接種場所を設けるように求めています。

英国の製薬会社アストラゼネカは、オックスフォード大学と共同でワクチンを開発しました。ファイザー、モデルナがmRNAワクチンであるのに対して、アストラゼネカはウイルスベクターワクチンです。

アストラゼネカ社ワクチンのウイルスベクターワクチンを接種すると、人に無害化したウイルスに感染して、新型コロナウイルスと同じスパイクタンパク質が作られ、免疫により抗体が作られます。

ワクチンの体内での作用が異なるため、アストラゼネカ社ワクチンはファイザーやモデルナのワクチンでは生じない副反応である血栓症が稀に生じることがあります。

アストラゼネカ社ワクチンは、有効性は認められていますが、副反応のため、5月に承認されたあとも公的な予防接種に使用されませんでした。厚生労働省が検討した結果、40歳以上の人を対象に公的な予防接種に使用することを決定しました。

アストラゼネカ社ワクチンの接種後の副反応

ワクチンの添付文書に副反応が記載されています。
2万4000人に接種して
疲労 1回目の接種後49.6% 2回目の接種後26.8%
頭痛 1回目の接種後48.6% 2回目の接種後26.7%
筋肉痛 1回目の接種後40.3% 2回目の接種後18.9%
38℃以上の発熱 1回目の接種後7.1% 2回目の接種後1.2%
の結果でした。

英国の規制当局は2021年8月11日までに、英国内でアストラゼネカ社ワクチンを1回以上接種した2480万人中、血小板の減少を伴う血栓症になった人が412人、死亡者が73人でたと報告しています。接種100万回当たり14.9件で、一回目の接種後に起こることが多いです。血栓症は若い世代で頻度が高いので、英国では40歳以上を接種対象にしています。

アストラゼネカ社ワクチンと血栓症の関係は解明されていません。血小板の減少を伴う血栓症であることから抗体が関係すると考えられています。血栓症は脳や心臓、足の血管などに生じて、脳の事例が多いと言われます。

アストラゼネカ社ワクチンを接種後4日から1ヶ月位までに、顔の片側のまひ、言語障害、視覚障害、重い頭痛や腹痛が続く、脚や胸の痛みなどの症状が出た場合は、医療機関の受診が必要です。

東京医科大学の濱田篤郎特任教授は「アストラゼネカのワクチン接種後の血栓症はかなり頻度が低く、年齢層を限定すれば、新型コロナを予防する利益のほうが上回ると考えられる。」と話しています。

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メリットデメリット

アストラゼネカ社ワクチンのメリットは、2~8℃の冷蔵で6カ月保存可能です(ファイザーとモデルナは-20℃±5℃の冷凍で6カ月保存)。保管や扱いやすい点が、アストラゼネカ社ワクチンのメリットのひとつです。

アストラゼネカ社ワクチンは、1億2000万回分の接種分のうち、9000万回分は国産の原液を使用します。新型コロナウイルス用の、初めての国産ワクチンです。原液製造は兵庫県芦屋市のJCRファーマが行います。アストラゼネカ社ワクチンは、コストが安いメリット(接種2回で約800円)があります。

アストラゼネカ社ワクチンは、他のワクチンにアレルギーのある人に使用できるメリットがあります。

アストラゼネカ社ワクチンのデメリットは、接種した人の中に血液が凝固し、血管を塞ぐ血栓症が、まれにおきることがあることです。欧州医薬品庁(EMA)は、2500万件のアストラゼネカ社ワクチンの接種により血栓症が86件発生したと報告しています。

アストラゼネカ社ワクチンで血栓症が生じた事例として、英国の49歳の女性は新型コロナワクチンを接種前は健康体でした。ワクチンを接種直後に筋肉痛や頭痛、疲労感があり、接種後5日目に発熱、悪寒、冷え、吐き気などの症状を発症し接種後10日目に入院しました。血栓症の治療は抗凝固薬の投与により行われました。

高齢者は新型コロナウイルスによる致死率が高くなるので、アストラゼネカ社ワクチンの接種は、副反応のリスクを上回るメリットがあります。

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まとめ

今回は40歳以上に限定して、新たに接種が始まったアストラゼネカ社ワクチンの副反応について調べました。新型コロナウイルスに感染したときの重症化のリスクや後遺症を考えると、アストラゼネカ社ワクチン接種はメリットがあります。

アストラゼネカ社ワクチンの血栓症の発症に注意しながら接種を進めて、新型コロナウイルスが早期に収束することを祈っています。

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