BPO放送倫理協会とは?わかりやすく紹介,いらないと言われる理由

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NHKの報道番組「クローズアップ現代」でやらせ疑惑があり、番組で人権を侵害されたとして大阪府内の男性がBPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てを行ったことが以前ありました。

NHKや民放の番組で、「やらせ」や政治的圧力などの問題があり、BPOで検討する報道を見る機会が増えています。

そんな中、日本テレビが15年にわたり大晦日に放送してきた人気番組「絶対に笑ってはいけない」を休止したのが、NPO放送倫理協会の審議が影響していると噂されました。

BPOが「痛みを伴うことを笑いにするバラエティ番組を審議対象にする」という報道と「絶対に笑ってはいけない」の番組休止は「全く関係ない」と日本テレビ福田博之編成担当が否定しています。

話題になっているBPO放送倫理協会について調べました。

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BPO放送倫理協会とは?わかりやすく紹介,

BPO放送倫理・番組向上機構は、NHKや民放とその加盟会員各社が出資して組織された任意団体です。2003年7月1日に設立されました。3つの委員会(放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)、放送と英少年に関する委員会(青少年委員会))があります。

BPOの使命は、放送の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、苦情や放送倫理の問題に対応することです。視聴者からの意見を受けつけて、視聴者と放送局の橋渡しをする役割もあります。

BPOは国からも、放送局からも独立した任意団体です。運営資金は放送局の拠出で賄われていますが、番組の審議・審理する委員会は放送局からも独立しています。

3つの委員会の役割は
◎放送人権委員会
放送によって名誉、プライバシーの人権侵害があると訴えられたときに、人権侵害の有無、放送倫理上の問題の有無を審理して判断します。

放送番組により被害を受けた人の申し立てを受け付けます。審理入りするかどうかを検討し、審理入りすると申してて人と放送局から文書やヒアリングします。内容を審理して処分を決定します。

「放送倫理上問題がある」場合は審議、「内容の一部に虚偽がある」場合は審理します。決定には勧告と見解があり、勧告や「放送倫理上問題あり」見解が出た場合には、放送局へ対応報告を要求します。

放送人権委員会の委員は9名です。弁護士や法学やジャーナリズムが専門の大学教授などが委員になります。

放送人権委員会で勧告を出した放送には
〇 NHK「クローズアップ現代」「追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~」(2014年12月11日放送)があります。必要な裏付け調査をせず、申立人を事件の関係者として報道し、重大な放送倫理違反と認められました。

〇 NHK「NHKスペシャル」(2014年7月27日)の「調査報告STAP細胞 不正の深層」は取材を拒否する申立人を追跡し、過剰な取材による騒動や負傷が発生しました。小保方晴子さんに対する重大な名誉棄損として放送倫理違反に認められました。

◎放送と青少年に関する委員会
青少年が視聴するのに問題がある、青少年出演者の扱いが不適切などの指摘を受けた番組について審議します。青少年委員会と呼ばれています。

青少年委員会で取り上げた番組には
〇 2000年11月に、フジテレビのバラエティ番組「めちゃ×2イケてるツ!」の「七人のしりとり侍」とテレビ朝日のバラエティ番組「おネブ!」の「ネブ投げ」について、「暴力的でいじめを肯定「している」(めちゃイケ)「女性を投げる際に下着や肌を見せるのはセクシャルハラスメントや女性蔑視に当たる」(おネブ)と見解を発表しました。フジテレビとテレビ朝日は該当コーナーを中止しました。

〇2021年8月24日に、「痛みを伴うことを笑いにするバラエティ番組を審議対象」に審理すると発表しました。大晦日の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ」を休止した理由と噂されています。番組担当者は関係ないと話しています。

ダウンタウンの松本人志は、「絶対に笑ってはいけないシリーズ」休止の理由として「新型コロナウイルス禍による収録困難」と「コロナだけじゃないんですけど僕らの体力的なこともあって、いったんやめようということ」とBPOより前に決定していたと話しました。

◎放送倫理検証委員会
視聴者から問題あると指摘された番組の取材・制作、番組内容を調査し、放送倫理上の問題点の有無を審議します。

虚偽の内容により視聴者に著しい誤解を与えた番組について審査し、「勧告」や「見解」を公表します。

放送倫理検証委員会において、最近に審査され放送倫理違反になったのは
〇 TBSテレビ「クレイジージャーニー」(2020年8月4日)がありました。海外に生息する珍しい生物を捕まえる企画で、番組スタッフが撮影前に準備した生物を、現場で発見したように見せたのは放送倫理違反と認定されました。

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いらないと言われる理由

BPOがいらないと言われる理由は「テレビ局がお金を出し合う機関ではきちんとチェックできない。お手盛りだ」と言われているためです。

BPOの放送倫理検証委員会の中立性が疑われています。審査基準が不透明で、委員の人選も「リベラル寄り」と批判されています。

番組内容に疑問があったが、審議入りしなかった番組もあります。
NHK「ガッテン!」(2017年2月22日放送)は、特定の睡眠薬を飲むことで血糖値を下げる効果があり脳波が強まり、糖尿病が治療できると説明しました。「不正確」と指摘されましたが、NHKが訂正したとして審議入りしませんでした。

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まとめ

今回は大晦日の人気番組の休止に影響していると噂されているBPOについて調査しました。NHKと民放の経費負担で運営されている任意団体で放送内容に影響を与えている機関であることが分かりました。

BPOの今後の発展をお祈りしています。

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