コロナワクチンブースター接種とは何?意味あるのか?危険性は?

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米国ファイザー社とドイツ・ビオンテックにより、新型コロナウイルスワクチンのブースター接種(三回目接種)がワクチン接種後の時間経過による効力低下を改善することを確認したと発表しました。

両社は16歳以上のワクチン2回接種済の1万人に対して試験を実施し、ブースター接種によりコロナ感染を防ぐ効果が95.6%に向上しました。1万人の半数にブースター接種を行い、半数にプラセボを接種し、平均2カ月半の観察期間中にブースター接種で5例、プラセボで109例の感染があり、ブースター接種に顕著な効果が認められた。

コロナワクチンのブースター接種とは何、意味はあるのか調べました。

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コロナワクチンブースター接種とは何?意味あるのか?

イスラエルにおいて2021年1月にワクチン2回接種した人と3月にワクチン2回接種した人の新型コロナ(デルタ株)の7月度の感染および重症化について調べました。

1月にワクチン接種した(接種後6カ月経過)1000人当たり3.2人が感染し、3月に接種した(接種後4カ月経過)1000人当たり1.6人感染し、接種後の経過により感染が2倍に増えることが分かりました。重症化率も同じ傾向でした。

イスラエルの報告によると、60歳以上の高齢者でのファイザー製ワクチンのブースター接種の効果は、感染予防効果が11.3倍、重症化予防効果が19.5倍になりました。

藤田大学の研究によると、ファイザー社のワクチン接種後3カ月で抗体が4分の1になると報告されています。抗体の量と予防効果に比例関係はありませんが、ワクチンの予防効果が時間経過により低下することが分かります。

60歳以上の11万3千人余りに、ワクチン接種から5か月後にブースター接種(3回目の接種)を行うと、ブースター接種しない人と比べて感染率が91.2%、重症化率が94.9%減少したデータもあります。

2021年10月22日に、米国で新型コロナウイルスへの免疫を上げるためのブースター接種を、モデルナ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の両社ワクチンで始めました。

9月からファイザー製ワクチンのブースター接種を行っていて、3種類のワクチンが使用されるようになりました。米国疾病対策センター(CDC)は前に接種したワクチンと違う会社のワクチンを使う「交差接種」も認める方針です。

米国の対象者は、ファイザー、モデルナを接種済の人は65歳以上の高齢者、18歳以上で基礎疾患のある人やリスクの高い職場の従業員などです。J&Jを接種済の人は18歳以上であればブースター接種できます。

CDCのワレンスキー所長は「ブースター接種はワクチン計画の重要な一歩だが、未接種者が自分自身や家族、地域社会がウイルスに感染しやすい状況を作っている」と述べています。米国ではワクチン未接種の人が、12歳以上の約4分の1の約6400万人いて、感染を広げています。

10月8日の時点で、イスラエルでは42.34%が3回目の接種を受け、南米のウルグアイは30.37%、イギリス、フランス、ドイツ、シンガポールなどが3回目の接種を始めています。

シンガポールでは人口の83%が2回目のワクチン接種を終えていますが、ブレークスルー感染で10月8日に3590人の感染者が出ました。リー・シェンロン首相はテレビ演説で「感染者の98%以上は無症状か軽症者だ。新型コロナウイルスは、もはや、我々の多くにとって危険ではない」とワクチン接種の効果を述べています。

日本の厚生労働省は、イスラエルやフランスなどがすでに3回目の接種を行い、アメリカも9月から3回目の接種を始めているため、国内でもブースター接種を行うことを決めました。

厚生労働省は、ブースター接種のワクチンは2回目までと同じワクチンを使うことを基本にして、2回目から8カ月以上あける予定です。2月から接種している医療従事者は12月中にブースター接種を始める予定です。

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危険性は?

ブースター接種の副反応は、ファイザー製とアストラゼネカ製は1回目、2回目と比較して同程度、モデルナ製は許容できる安全性と報告されています。

〇ファイザー製ワクチン
2回目と比較して同程度または低い。3回目接種後7日の副反応は軽度から中程度で、注射部位の疼痛、疲労、頭痛、筋肉痛、関節痛、悪寒などが生じる。重大な全身性副反応の発生率は低い。

3回目接種の18~55歳の副反応の頻度(ファイザー)
副反応 3回目接種 N=289 2回目接種 N=2682
倦怠感 63.7% 61.5%
頭痛 48.4% 54.0%
筋肉痛 39.1% 39.3%
悪寒 29.1% 37.8%
関節痛 25.3% 23.8%
発熱>38.0℃ 8.7% 16.4%
下痢 8.7% 10.0%

〇アストラゼネカ製ワクチン
3回目接種後80例中65例に局所性の副反応が見られた。3回目接種後、中等度~重度の全身性の副反応が2例あった。

〇モデルナ製ワクチン
3回目接種は認容できる安全性があった。3回目接種の副反応は軽度から中等度で、疼痛90%、疲労70%、頭痛55%、関節痛50%、筋肉痛45%であった。

ファイザー、アストラゼネカ、モデルナの新型コロナワクチンの3回目接種は、副反応が2回目接種と同程度で、特に危険性は認められていません。

世界保健機関(WHO)は途上国などで多くの人が接種を受けられない状況が続いているため、先進国での追加接種に自粛を求めています。接種の進まない地域で新型コロナの感染が収まらないと、強力な変異株が生まれる恐れがあります。

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まとめ

今回は外国では既に実施され、国内でも12月から始まる新型コロナワクチンのブースター接種(3回目接種)について調べました。3回目接種により感染率、重症率が低下するため、米国では9月から開始していて、日本国内でも12月から始まります。

ブースター接種(3回目接種)により、第6波が来ないことを祈っています。

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