ブレイクスルー感染日本ではいつ起きる?感染の危険性は?変異株か?

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2021年11月17日のTBS系「ひるおび」で、新型コロナウイルス感染症対策分科会が了承した行動制限緩和案について特集しました。日本医科大学特任教授・北村義浩さんが出演し、8月のように東京都の新規感染者数が5000人というような状況が再びやってくると語りました。

北村さんは「(今後)ほとんどはブレイクスルー感染。ほぼ軽症」と、新規感染者が増えても重症者は少ないとも語っています。

今後の感染者は、ほとんどがブレイクスルー感染であり、ほとんどが軽症です。行動制限を緩めるとリバウンドが来て、新規感染者数が5000人くらいになると言います。

ブレイクスルー感染日本でいつ起きるか調べました。

ブレイクスルー感染とは?かかるとどうなる?感染割合や症状は?死亡事例も?
国内のワクチン接種率は、9月17日現在1回目接種が65.3%、2回目接種が53.1%になりました。ワクチン接種を希望する全ての対象者への接種を2021年10月から11月にかけて終えることを目指しています。ワクチン接種が進んでいますが、気にな...
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ブレイクスルー感染日本ではいつ起きる?

11月17日現在、日本の新型コロナウイルスワクチンの2回接種完了者が人口の75.7%に達し、カナダの75.5%を越えて、先進7カ国(G7)中でトップになりました。日本の総接種回数は1億9532万回、1回接種した人が9940万人(人口の78.5%)、2回接種完了者が9591万人です。

今後ワクチン接種後、新型コロナにかかる「ブレイクスルー感染」に注意する必要があります。ブレイクスルー感染とは、新型コロナワクチンを2回接種して2週間経過後に、新型コロナに感染することです。ワクチンを、すり抜けて新型コロナに感染するのでブレイクスルーと呼ばれます。

ワクチン接種して2週間くらいで十分な免疫が得られます。その後でブレイクスルー感染が生じる理由は、主として下記の3点です。

1. ワクチンの予防効果が100%でないため

ワクチンの新型コロナ発症予防効果は、ファイザーで95%でした。しかしデルタ株に対して64~87%まで低下しました。

2. 新型コロナウイルスの変異株によりワクチン効果が低下するため

3. ワクチンの予防効果が時間経過により低下するため

ワクチンの効果は、接種して2週間後に最高になり、そこから徐々に低下します。

横浜市立大学において、ファイザー製ワクチンを接種した医療従事者98名の6カ月後の抗体価と細胞性免疫を調べました。6カ月後に抗体価が約90%減少していました。外国でも、ワクチン効果が6カ月後に低下した報告があります。

厚労省の専門部会は、新型コロナワクチンの3回目接種について、2回目接種から「8カ月後」としていた方針を変更し、「6カ月後」も容認する方針を了承しました。

高齢者接種は2021年4月から開始され5月から7月に本格化したので、ワクチンの効果が低下する6カ月後は11月から2022年1月になります。冬の新型コロナが活発になり、密閉された室内の活動が増えて新型コロナが流行拡大する時期に、ワクチンの効果が低下する恐れがあります。

茨城県の大井川和彦知事は、11月18日に、3回目のワクチン接種を6カ月後に行うように国に要望しました。大井川知事は記者会見で「行政の負担があっても、6カ月ということで国に要望している」と説明しました。

更に大井川知事は「高齢者らで2回目の接種を終えた後の『ブレイクスルー感染』も確認されており、8カ月を待つと感染が広がる可能性がある」との見解を示しています。茨城県では12月に3回目接種を始めるために準備をしています。

3回目接種が2回目接種後8カ月から開始すると遅くなり、2020年2月頃からの3回目接種を実施すると、12月中頃から感染拡大が始まると予測されているので1月の感染のピークに、3回目接種が間に合わない恐れがあります。

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感染の危険性は?変異株か?

アメリカのデータでは、2021年10月のブレイクスルー感染は人口10万人当たり16.8人でした。日本でもワクチン接種者の方が増えたので、感染の危険性は、ブレイクスルー感染で高くなります。イギリスでは、2回接種者が多いにも関わらず、ブレイクスルーにより感染が再拡大しています。

ワクチンを接種した人は、自分はコロナに罹らないと考えており、発熱せず症状が軽いので放置してしまう可能性があります。今後は、2回接種しても「新型コロナに罹る可能性がある」と考えて病院を受診することが感染を収束させるために必要です。

イギリスの文献では、ブレイクスルー感染に罹りやすいのは
・60歳以上の高齢の人
・腎疾患、肺疾患、心疾患などのある人
・貧困な地域に住む人
と書いています。

特に、日本でブレイクスルー感染に罹りやすいのは、高齢者施設で暮らす高齢者です。高齢者施設でブレイクスルーによるクラスターが発生すると、病院に入院できずに施設内で死亡する高齢者が増えています。

高齢者施設でブレイクスルー感染によるクラスターが生じると「医療的な措置が十分にできない介護現場で、高齢者の命を守ることは困難だ」と言われます。

群馬県では10月末までに「ブレイクスルー感染」が437人発生しています。感染者に占めるブレイクスルー感染の割合が、7月の1.9%から10月の30.5%まで増加しています。ただし、ワクチンの効果で9割以上が無症状か軽症でした。

ブレイクスルー感染の増加傾向の要因として、感染力の強い変異株「デルタ株」の影響があります。

群馬県感染症・がん疾病対策課の担当者は「ブレイクスルー感染は症状が比較的軽いため、発見が遅れるおそれもある。ワクチンを接種済みでも、異変があれば速やかに医師に相談してほしい」と呼びかけています。

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まとめ

今回はブレイクスルー感染は日本でいつ起こるのか調べました。高齢者施設などで、すでにブレイクスルー感染が生じていることが分かりました。3回目接種が遅れると、ブレイクスルー感染が増加する危険性が増えることが分かりました。

3回目のワクチン接種を速めて、ブレイクスルー感染が生じないような対策を実施することを願っています。

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