大門剛明さんのリーガル・ミステリ小説「正義の天秤」「アイギスの盾」を原作とし、9月25日より放送されていたドラマ「正義の天秤」。その最終話が10月23日に放送されました。
天才的外科医から弁護士へと転身し、恋人・久美子の傷害事件の発端となった出来事を追い続けていた鷹野。
その事件がひとつの区切りを迎えることになった第5話(最終話)。どんなストーリーとなっていたのか、ロケ地情報と共に振り返ってみたいと思います。
正義の天秤 第5話公式あらすじ
少女監禁誘拐殺人事件の犯人・南野一翔が、鷹野(亀梨和也)に弁護を依頼する。南野は罪を認めており、争点は無期懲役か死刑かの一点。担当検事は一ノ瀬(萩原聖人)。鷹野は、調査の中で、南野が父親の虐待から逃れるために改名していたことを知る。南野の公判、天才弁護士・鷹野と検察庁のエース・一ノ瀬の火花を散らす弁論が展開される。そして、全ての真相が明らかとなった時、鷹野は弁護士生命をかけた大きな決断をする…。
<引用>正義の天秤 公式
正義の天秤 第5話に登場したロケ地・撮影場所
若木の家 東京都板橋区若木3-14-1
久美子が追っていた事件のあった四方田家
プラネアール初台スタジオ 東京都渋谷区本町1-4-1
久美子が入院している病院
公式HP:

NTT日比谷ビル 東京都千代田区内幸町1-1-6
南野一翔が噛まれた痕跡を残さないようにと、自分の指を切り落とした場所
川崎スタジオ 神奈川県川崎市川崎区藤崎3-5-1 トークピア川崎本社棟2F
鷹野が訪ねた一ノ瀬の検事室
公式HP:
鶴見川沿い樽綱橋付近のグラウンド 神奈川県横浜市港北区綱島東6丁目
久美子の乗る車椅子を押す鷹野が訪れていた、かつて2人がキャッチボールをした土手
正義の天秤 第5話撮影協力(エンドロール)
今回は撮影協力の記載はありませんでした
正義の天秤 第5話感想
最終話で明かされた、安倍川事件にまつわる真相。少女監禁誘拐事件の犯人・南野の弁護から、この事件に結びついた瞬間は、声も出ないほどの衝撃でした。
確かに、芽依に投げかけた「見知らぬ人の死体があったら」という問いから、ちょっと厄介な人物であるという雰囲気は出ていましたね。
父親からDVを受けていたという、南野自身の成育歴は同情できる部分ではありますし、犯行自体には衝動性を感じる部分もないわけではありません。
だからと言って、そこからの捏造の経緯や、そこに気付いた久美子への行為は、決して許されるものではないはずです。
それに、子どもに噛まれた指の傷を、自身の父親に咎められないようにと、自ら切断するという行為も、サイコパスとしか言いようがありませんよね。
南野役の千葉雄大さん。これまでは物腰の柔らかい役が多かったようなイメージだったので、余計にそのサイコパスさを強く感じさせたのかもしれません。
求刑通り死刑となってもおかしくないほどの狂気。鷹野自身も心の底ではそれを望んでいるはずで、一度は「死刑」を口にします。
でも、自分を信じてくれた久美子の言葉を胸に、生きて更生するように、そして、その心を一生かけて自分が治療していきたいと願った通り、無期懲役となった南野。全てをやり遂げた鷹野も、この裁判を最後に、事務所を去りました。
そしてラストの土手のシーン。「寛大な処分を」という苦渋の決断をした鷹野の行動に応えるかのように、久美子が見せた回復の兆候。止まっていた2人の時間が動き出した瞬間を見たようで、思わず目頭が熱くなってしまいました。
物語は終わりを迎えましたが、この2人の時間はこの先もずっと続いていくことでしょう。いつかまた、そんな2人の姿に出会えることを願いたくなる、満足のいくラストでした。
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