TBS系バラエティ番組「アイ・アム・冒険少年」の人気企画「脱出島」でやらせ疑惑のあることが報じられました。
2022年1月9日配信の文春オンラインによると、番組の常連の出演者・あばれる君が、イカダで脱出するときに小舟で牽引されていました。「脱出」のための小道具をスタッフが前もって準備したり、大人数のスタッフがイカダを組み立てたり、多くのヤラセ疑惑が明らかになりました。
冒険少年やらせ疑惑問題真相を調べました。
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冒険少年やらせ疑惑問題真相は?
ヤラセ疑惑の撮影は2021年11月25日から始まりました。11月26日、文春オンラインの取材班が、島から脱出するためのイカダを組み立てて、イカダで脱出するあばれる君を撮影しました。
1.やらせ疑惑1・・・イカダの作製をスタッフが手伝った。
2022年1月3日に放送された内容では、愛用ナイフを失ったあばれる君が釘を加工した「釘ナイフ」を使って、一人でイカダを作ったことになっていた・・・実際は複数のスタッフが手伝ってイカダを作成した。「釘ナイフ」もスタッフが手伝って作成した。
撮影した11月の奄美の気温は暖かく、気温が上昇していた。A島の海岸に竹を並べ、5~6人のスタッフがイカダを制作した。あばれる君は組立の現場を離れ、浜に寝ころび、スタッフだけで組み立てた時間もあった。
2.やらせ疑惑2・・・イカダを小船で牽引して動かした。
オールで漕ぐイカダを、小船にロープでつなぎ牽引して出発した。途中でロープを外し、撮影を行った。15分ほどして、オールを漕ぐあばれる君が疲れると撮影を中断し、あばれる君は小船に移り、イカダを小舟にロープでつなぎ牽引した。
島へ到着する前に、あばれる君が小舟からイカダに移り、イカダでゴールする瞬間を撮影した。
1月3日の放送では、イカダに乗ってA島からゴールまで漕いだように編集されていた。
記者があばれる君に番組内容について質問した。
記者「実は、内部の方から告発がありまして、『冒険少年』で使っているA島でのロケを、僕らも見させて頂きました。島からの脱出の際、イカダを船で牽引していましたよね?」
あばれる君「あ―――」
記者「ロープで引っ張られて」
あばれる君「はいはい」
記者「サバイバルが大好きなあばれる君としては、過剰な演出はなしでしっかりとやりたいお気持ちもあるのでは?」
あばれる君 「しっかりとやりたいです」
記者「こういった演出は、バラエティ番組とはいえ度を超えているという声もあります。」
あばれる君 「申し訳ないです…。ただ、あのすげぇツライですね。実際竹だって16本あったらイカダもつくれるので」
記者「だからこそ、船での牽引などなくてもやれたのでは?」
あばれる君「まあ、ちょっと・・・そこは番組サイドのことなので、すいません」
あばれる君の所属事務所・ワタナベエンターテインメントは「(番組内容は)TBSに問い合わせてください」と回答しています。
TBSの回答は「イカダは、安全面や環境面を考慮して、専門家の指導の下、出演者とスタッフが一緒に作っております。この日は、海が荒れていて、潮の流れも速い危険な場所があったため、船の専門家とも相談しながら、安全な場所にイカダを牽引することがありました」と安全を考慮して、イカダを牽引したと答えています。
さらにTBSは「また、イカダや出演者に設習した小型カメラのバッテリーを交換するため、イカダの位置が流れでなるべく変わらないよう牽引も行っています。」とヤラセ疑惑の内容を認めています。
番組打ち切りか?やらせが起きた理由
TBS系バラエティ番組「アイ・アム・冒険少年」の人気企画「脱出島」でヤラセ疑惑が行われたことについて文春オンラインの記者がTBSへ「過剰な演出が“やらせ行為”にあたるのではないか」と質問しました。TBSから納得できる回答は貰っていません。
TBS系「アイ・アム・冒険少年」は、2014年4月23日から断続的に放送されているトークバラエティ番組です。2020年5月25日からレギュラー放送を行っています。司会は岡村隆史(ナインティナイン)、田中直樹(ココリコ)、川島海荷が務めています。
「脱出島~無人島から脱出せよ~」は、「アイ・アム・冒険少年」の人気企画です。火をおこし、水・食料を調達し、寝床を確保し、脱出用のイカダを作って島から脱出するタイムレース形式の企画です。持ち物は、あばれる君に対しては「サバイバルナイフ1本」のみが認められています。
TBSはスポニチの取材に対して、「今後の放送に影響はありません」と答えていて、番組を継続する意向を示しています。
ヤラセ疑惑が生じた理由を、TBSが回答しています。
イカダをスタッフが作成したのは「安全面や環境面を考慮して、専門家の指導のもと、出演者とスタッフが一緒に作っております」と答えました。
イカダを作る際の「釘ナイフ」についてはスタッフが準備したものは「安全確認などのため、シミュレーションとして行ったもの。現地(無人島)には持ち込んでいません」と話し、ロケで使ったものは、あばれる君が無人島で作った言いました。
イカダを小型船で牽引したのは「イカダの位置が流れでなるべく変わらないようけん引も行っています」とやらせ疑惑を認めています。
まとめ
今回はTBS系バラエティ番組「アイ・アム・冒険少年」の人気企画「脱出島」に出演した、あばれる君のヤラセ疑惑について調べました。
TBSは安全性を考慮して「やらせ」を行っていると答えています。安全性が確保できないのであれば、番組を作る意味が無いと考えている多くの視聴者がいる。
番組を打ち切りにするのか、内容を変更するのか、今後のTBS担当者の動向に注意したいと考えています。
TBSの今後の発展を祈っています。
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