コロナ治療薬開発状況の現状は?国産特効薬はできるの?ファイザー社のか?

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新型コロナウイルスは、変異株「オミクロン株」の登場によって国内の新規感染者数が爆発的に増加しています。

市中感染とは?簡単にどういう意味?定義とは?空気感染を指す?
大阪府では新型コロナの変異株であるオミクロン株の市中感染拡大の可能性があるとして府民を対象に無料PCR検査を始めました。無料検査は、大阪府内の薬局や民間の検査機関など100カ所以上で行われます。 東京都でもオミクロン株の市中感...
モルヌピラビル副作用がんのリスクは?日本での処方はいつから?
2021年12月24日に、メルク社のモルヌピラビル(日本での販売名はラゲブリオ)が国内で初めての新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認されました。 モルヌピラビルは発症から5日以内に投与すると、重症化のリスクを30%減らすことがで...
みなし陽性とは?感染者急拡大の要因か?検査が追い付かないのか?
新型コロナウイルスの感染急拡大により、感染者の同居家族などの濃厚接触者が発熱などの症状が出たときに、医師の判断によって検査なしに感染者と見なす「みなし陽性」の運用が始まりました。 「みなし運用」を行っている都道府県は、2022年1月4...

オミクロン株は、これまでの変異株に比べて感染に関わる部分の約30カ所に変異があり、ワクチンを2回接種した人でも感染するブレイクスルー感染が確認されています。

ワクチンを3回接種するブースター接種により感染拡大の防止、重症化防止に効果があることが認められています。しかし国内のブースター接種の完了者は1月19日現在、総人口の1.29%にとどまっています。

2022年1月19日の国会において、岸田首相は「高齢者への3回目接種を加速するとともに、高齢者以外の一般の方についても1カ月前倒しし、さらに余力のある自治体では順次できるだけ多く前倒しを行って参ります」と語っています。

ワクチンのブースター接種が終わるまでは、感染した後でコロナ治療薬を飲んで重症化を防ぐ方法が行われます。

コロナ治療薬の開発状況について調べました。

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コロナ治療薬開発状況の現状は?

◎2021年1月19日現在、厚生省にて承認済みの新型コロナウイルス治療薬は以下の通りです。

レムデシベル

レムデシベルは点滴で使用する治療薬です。エボラ出血熱の治療薬として開発された抗ウイルス薬で、ウイルスのRNAを合成する酵素プロテアーゼを阻害する作用を示し新型コロナに使われます。製造販売業者はギリアド・サイエンスです。

2020年5月、重症患者を対象に特例承認され、2021年1月から中等症の患者にも投与されています。2021年8月から保険適用されています。

デキサメタゾン

デキサメタゾンは重症感染症などの治療薬として承認されているステロイド薬です。日医工(商品名:デカドロン)などがあります。英国で行われた臨床研究で、重症患者の死亡を減少させた報告があります。投与するタイミングによって効果に差が出ます。

バリシチニブ

バリシチニブ(商品名:オルミナント)はサイトカインによる刺激を伝達するJAKを阻害する薬剤です。重症化により生じる過剰な免疫反応による臓器障害を抑える作用を持ちます。2020年4月に中等症から重症の患者対象に特例承認されました。レムデシベルと併用して投与されます。

カシリビマブ/イムデビマブ

2つの中和抗体カシリビマブ/イムデビマブ(商品名:ロナプリーブ)は新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に結合して抗ウイルス作用を示します。中外が日本の開発・販売権を保有する。濃厚接触者と無症状感染者の発症抑制にも用いる。オミクロン株には推奨されていない。

ソトロビマブ

ソトロビマブは中和抗体で重症化リスクの高い軽症・中等症患者に用いる。英国グラクソ・スミスクラインと米国ビル・バイオテクノロジーズが共同開発しました(商品名:ゼビュデイ)。

モルヌピラビル

モルヌピラビルは飲み薬として初めて承認されました。RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤で、2021年12月に新型コロナ用の経口抗ウイルス薬として特例承認され、重症化リスクをもつ軽症から中等症の患者に投与する。入院や死亡のリスクを約30%抑制します。

トシリズマブ

トシリズマブ(商品名:アクテムラ)は点滴により投与される。インターロイキン-6の作用を阻害する抗炎症薬で、重症患者の症状を改善する効果がある。日本では2021年12月に承認申請が出されました。

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国産特効薬はできるの?ファイザー社のか?

新型コロナ用の飲み薬は、2021年12月24日に米国製薬会社メルクが開発した抗ウイルス薬「モルヌピラビル」が特例承認されています。政府はメルクと160万回分の供給契約を結んでいます。

自宅で飲めるコロナ治療薬は「モルヌピラビル」が国内初で、軽症から中等症の患者が1日2回、5日間服用します。

米国ファイザーは、2022年1月14日に、新型コロナ用の飲み薬「パクスロビド」の製造販売承認を厚生省に申請しました。「パクスロビド」は抗ウイルス薬「ニルマトレルビル」および抗HIV薬「リトナビル」と併用する。

「パクスロビド」は臨床試験で入院や死亡のリスクを88%減らした。オミクロン株への効果も確認しています。

国産の新型コロナ用飲み薬の開発状況

塩野義製薬が新型コロナ用の飲み薬を実用化するために臨床試験中です。塩野義製薬が開発中の飲み薬S-217622は3CLプロテアーゼ阻害薬で、オミクロン株にも有効であると明らかにしました。国産の特効薬候補です。

塩野義製薬が開発中の治療薬は錠剤タイプの飲み薬で軽症者向けです。重症化を防ぎ、熱やせきの症状を改善できます。2022年3月末までに100万人分の生産を完了する計画です。

オンコリスバイオファーマは、鹿児島大学が見つけた抗ウイルス薬OBP-2011を開発中で、22年上半期に前臨床試験を終え、臨床試験に入ることを目指しています。

ペプチドリームはペプチドを使った新型コロナ用治療薬PA-001の非臨床試験が完了し、臨床試験を始めています。

コロナウイルスのインフルエンザ化はいつ?日本人の集団免疫獲得はいつ?
新型コロナウイルスの変異株オミクロン株が感染の主流になり、オミクロン株の特性を考慮して季節性インフルエンザと同じ扱いにすることを求める声が出ています。 オミクロン株は感染力が強く、毎日多くの新規感染者を出しています。重症者数がデルタ株...
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まとめ

今回は新型コロナ用の治療薬について調べました。飲み薬はメルクとファイザーが先行して実用化しましたが、国産の飲み薬特効薬として塩野義製薬の研究が進んでいます。

国産の飲み薬の開発が進行して、新型コロナウイルス感染症が収束することを祈っています。

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