新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大によって、新規患者の増加に伴って濃厚接触者数が爆発的に増加しています。
2022年1月25日に、松本人志(ダウンタウン)さんがTwitterに「私は濃厚接触者になりました。(保健所はパンク状態なので、自主判断)ちなみに全くの無症状です。PCR検査も陰性だったところで10日間の自宅待機。検査する意味もわかりません。とにかくルールはルール。なので休みます」と書き、濃厚接触者になったことを公表しました。
松本人志さんは陰性で無症状なのに、長期の隔離生活することが話題になっています。松本人志さんは27日にTwitterで、日曜に放送のフジテレビ系「ワイドナショー」の代役を、お笑いコンビかまいたち・濱家隆一の名前を上げて依頼しました。
かまいたちの濱家隆一も濃厚接触者になり、26日の日本テレビ「ZIP!」の放送を休みました。濱家隆一はTwitterで「濃厚接触者になってしまい、お仕事を休まなければならなくなってしまいました」と報告しています。
芸能界では、濃厚接触者が増加し番組を欠席する芸人が増えています。濃厚接触者の待機期間を見直す動きがあります。
濃厚接触者の待機期間について調べました。



濃厚接触者の待機期間は?
濃厚接触者の待機期間は2021年1月14日に、現在感染拡大しているオミクロン株の特性を考慮して短縮されました。
濃厚接触者の待機期間は、2022年1月14日までは感染者との最終接触日から14日間でした。それを1月14日に10日間に短縮しました。ソーシャルワーカーについては、PCR検査または抗原定量検査を用いる場合は最終接触日から6日、抗原定性検査を用いる場合は6日目と7日目に検査して陰性の場合に解除されます。
濃厚接触者とは
1. 患者と同居、あるいは長期間の接触(車内、航空機など)があった人
2. 適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護した人
3. 患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に調節触れた可能性が高い人
4. その他、手で触れることのできる距離で必要な感染予防等無しで15分以上接触があった人
と定義されます。
テレビ番組の制作現場では、出演者が感染者や濃厚接触者になり、代役を起用し番組内容の変更が相次いでいます。
「千原兄弟」の千原ジュニア、「ハイキングウォーキング」の鈴木Q太郎、「スーパーマラドーナ」の武智、「COWCOW」の善し等が感染しました。お笑いコンビ「Wエンジン」のチャンカワイが濃厚接触者になりました。
NHK
「うたコン」へ生出演予定のアイドルグループ「モーニング娘‘22」のリーダー譜久村聖が陽性になり出演を見合わせた。
TBS
情報番組「ひるおび!」の日比麻音子アナウンサーが陽性であることが確認されました。
朝のバラエティ番組「ラヴィット!」ではお笑いコンビ「東京ホテイソン」のたけるとショ―ゴが陽性になりました。
25日の「ラヴィット」でお笑いコンビ・ミキの亜生が濃厚接触者と判定されました。
報道番組「Nスタ」の良原安美アナウンサーの感染が確認された。
テレビ朝日
音楽番組「ミュージックステーション」のサブ司会の並木万里奈アナウンサーが感染した。
テレビ東京
俳優バラエティ番組「あちこちオードリー」の春日俊彰が19日に感染、若林正恭が22日に感染を公表しました。
ドラマ「ユーチューバーに娘はやらん!」に主演の佐々木希さんが感染しました。
フジテレビ
情報番組「めざましテレビ」に出演の「Hey!Say!JUMP」の伊野尾慧さんが感染しました。
日本テレビ
「笑点」の司会を務める春風亭昇太が陽性を確認しました。
「ヒルナンデス」の佐藤栞里は濃厚接触者の可能性があり欠席しました。
濃厚接触者も増えていて、待機期間の短縮が検討されています。
短縮されるのか?1週間になる?
岸田文雄首相は、1月28日に後藤厚生労働相らと協議し、濃厚接触者が増加し待機期間を短縮しないと医療機関や企業の業務に支障が生じるため濃厚接触者の待機期間を見直しました。
岸田文雄首相は記者団に「感染拡大を防止する一方、できるだけ社会経済活動を維持するバランスを取っていく必要がある」と語りました。
感染者の濃厚接触者に求めている自宅などでの待機期間を現行の10日間から7日間に短縮することを決め、都道府県などに通知した。
エッセンシャルワーカーの濃厚接触者の待機期間は、感染者と最後に接触した後、最短5日目に解除することにしました。ただし、いずれの場合も10日目まで体温測定を求めています。
感染者のうち無症状者の自宅でも療養期間は、7日間に短縮します。
作家の乙竹洋匡氏はTwitterに「親御さんが仕事を休んで子どもの面倒を見なくてはならない事態があちこちで起こっている。オミクロン株の特性を考慮しながら、たとえば濃厚接触者に関するルールを見直すなどしないと、完全に社会的な機能不全に陥ってしまうのではないだろうか」と書いています。
ひろゆき氏はフランスの状況に関して「フランスとアメリカは濃厚接触者が勤務出来ないと、病院も学校も回らないよね、、ということで、濃厚接触者は陰性だったら働けるとか、3日置きにPCR検査とか、ばたばたと仕組みを変えてます」と紹介しました。
1月28日に、オミクロン株の濃厚接触者の待機期間を、一般の人は7日間に短縮し、エッセンシャルワーカーについては陰性が確認されれば5日間の待機へ短縮し、諸外国の基準に近くなりました。
まとめ
今回は濃厚接触者が増加して社会活動に不具合が生じているため、オミクロン株の特性を考慮して待機期間の短縮を検討していることについて調べました。
濃厚接触者の待機期間を一般の人は7日間、エッセンシャルワーカーは5日間に短縮することに決まりました。
新型コロナウイルス感染症の収束することを祈っています。
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