レムデシビルコロナに対する効果効能は?副作用はある?危険性は?

ニュース

レムデシビル(商品名:ベクルリー)は、2020年5月に国内初の新型コロナ治療薬として特例承認されました。

レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬としてギリアドにより開発されました。ウイルスのRNAを合成する酵素プロテアーゼを阻害し増殖を抑制する治療薬です。

レムデシビルは、日本では2020年5月に重症患者を対象に特例承認されました。2021年1月からは中等症の患者にも投与されています。

2021年8月に保険適用され、2021年10月から通常の医薬品と同様に流通しています。2022年1月から軽症の自宅療養者にも投与できるようになりました。

レムデシベルのコロナに対する効果について調べました。

スポンサーリンク

レムデシビルコロナに対する効果は?

東京大学医科学研究所が、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に対するレムデシベルの効果を検証しました。新型コロナウイルス感染症の治療薬としてレムデシベルが承認されていますが、オミクロン株に対する効果は調べていませんでした。

東京大学医科研究所ウイルス感染部門の河岡義裕特任教授らの研究グループが、レムデシベルのオミクロン株に対する有効性を調べた結果、培養細胞におけるオミクロン株の増殖を抑制することが分かりました。

東京大学医科研究所ウイルス感染部門の研究において、抗体薬のチキサゲビマブ、シルガビマブとソトロビマブはオミクロン株の感染を阻害し、抗ウイルス薬のレムデシベルとモルヌピラビルはオミクロン株の増殖を抑制しました。

2022年1月28日に、後藤茂之(しげゆき)厚生労働相は、新型コロナの中等症と重症患者用の治療薬レムデシベルを軽症患者に投与することを認めると話しました。

後藤労働相は「(レムデシビルは)オミクロン株にも効果があることが示唆されており、これにより、軽症者に対する治療の選択肢が広がるものと考えている」と語りました。

厚生労働省により、抗ウイルス薬「レムデシベル」を重症化リスクのある軽症患者に投与することが認められました。レムデシベルの投与は、生理食塩液に添加し、30分から120分かけて点滴静注します。総投与期間は10日までとする。まず5日目まで投与して、症状の改善されない場合は最大10日まで投与します。

コロナ感染症治療薬「レムデシベル(販売名:ベクルリー点滴静注薬100mg)」の、医師の指示の下で看護師が在宅療養患者等が投与が1月21日の中央社会保険医療協議会・総会で認められました。

在宅療養者へのレムデシベルの点滴静注による投与が認められた理由は、入院までに時間がかかっているので薬剤投与が遅れる事態を避けるためです。

現在は酸素投与が必要な患者に、主としてレムデシベルの投与が行われています。日本感染症学会は、レムデシベルをコロナ肺炎患者にできるだけ早期に投与することが効果的であるため在宅、宿泊療養施設でも投与可能にしました。

スポンサーリンク

副作用はある?危険性は?

レムデシベルには以下の副作用があると報告されています。

重大な副作用が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止します。

レムデシベルの副作用

レムデシベルの副作用は、肝機能、腎機能、過敏症などの各種の症状があります。

1.肝機能障害
肝機能障害の兆候または検査値異常が認められる場合は投与を中止する。

2.過敏症(アナフィラキシーを含む)
低血圧、血圧上昇、頻脈、徐脈、低酸素症、発熱、呼吸困難、喘鳴、血管性浮腫、発疹、悪心、嘔吐、発汗、悪寒等が現れることがある。

3. その他の副作用
貧血(血液およびリンパ系障害)、嘔吐・便秘・下痢(胃腸障害)、注入部位疼痛・疲労・発熱(一般・全身障害および投与部位の状態)、高トランスアミナーゼ血症(肝胆道系障害)、高トリグリセリド血症(代謝および栄養障害)、頭痛・浮動性めまい(神経系障害)、不眠症(精神障害)など

◎レムデシベルの危険性
1.肝機能障害が現れることがあるので、定期的に肝機能検査をして患者の状態を観察する。

2.腎機能障害患者は腎機能障害が悪化する恐れがある。
重度の腎機能障害患者は治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与を考える。

3.肝機能障害患者
3-1 ALTが基準範囲上限の5倍以上の患者
投与しないことが望ましい。肝機能障害が悪化する恐れがある。

4. 妊婦
妊婦または妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与する。

5.授乳婦
治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止を検討する。ラットにおいて、レムデシベルおよび代謝物の乳への移行が認められた。

6. 小児等
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。小児等を対象にした臨床試験は実施していない。

7. 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与する。高齢者は既往症や合併症を伴っていることが多い。

レムデシベルは、ヒドロキシクロロキン流酸塩、クロロキンと併用すると、抗ウイルス活性が低下する傾向が認められる。

スポンサーリンク

まとめ

今回は新型コロナウイルス変異株のオミクロン株にも効果が認められるレムデシベルについて調べました。レムデシベルの副作用、危険性についても調査しました。

レムデシベルはオミクロン株に有効であり、自宅療養の軽症患者の治療に使用されることが分かりました。

レムデシベルの効果的な投与により、オミクロン株の感染拡大が収束することを祈っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました