オミクロン株第6波ピークを超えたか?感染者数増加傾向は止まった?

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2022年1月26日の厚生労働省の専門家会合において、座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は記者会見をして、沖縄県の状況について「沖縄ではピークを越えた兆しが見えてきている」と話しました。

全国に先駆けて感染拡大し「まん延防止等重点措置」の適用を受けた沖縄県では、新規感染者数の伸びが減少に転じ、ピークアウトの様相を示しています。

沖縄県ではオミクロン株の感染が急拡大し、人口10万人当たりの新規感染者数が1月13日までの1週間で約654人まで増加しました。18日までの1週間で、約679人のピークに達したあと下がり始めました。25日までの1週間で約547人になり、全国で初めて増加傾向が止まった。

全国的には増加傾向の都道府県が多い現状で、オミクロン株第6波のピークアウトはいつか調べました。

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オミクロン株第6波ピークを超えたか?

世界で初めてWHOへオミクロン株を報告した南アフリカは、感染者の確認から1ヶ月でピークを越えました。英国では昨年11月下旬の感染者確認から1ヶ月超でピークを迎え、3カ月程度で収束しています。

政策研究大学院大学の土谷隆教授は「(未発症の感染者は)ある意味、ワクチンを接種したのと同じ状態になるわけです。例えば、南アフリカのワクチン接種率は人口の3割以下。未発症の感染者は行政が把握している数よりもずっと多くて、その人たちが感染を広げると同時に、『集団免疫』をもたらした」と南アフリカのピークアウトの理由について話しています。

2月3日現在、日本では「まん延防止等重点措置」を34都道府県に適用して感染防止対策を行っています。2月2日前後の感染状態とピークアウトについて調べました。

◎東京都

東京都では2月2日の新規感染者数が過去最多の2万1576人になりました。直近7日間の1日当たりの感染者数は前週比で154.0%と高く、感染ピークは迎えていません。感染者の内ワクチン2回接種が1万114人、1回接種が153人、接種無しが5773人、不明が5536人でブレイクスルー感染が多いです。

社会学者グループ「CATs」がAIを用いて予測したピークアウトの時期は、2月1日から9日のあたりです。社会学者は「いつ感染者が減少に転じてもおかしくない」と言っています。

政策研究大学院大学の土谷隆教授のシミュレーションによると、東京都における第6波のピークアウトは2月上旬になります。土谷教授の予測では第6波のピークが2月4日で、ピークに達した後急速に低下し3月までに収束すると予測しています。

2月2日に東京都の新規感染者数が2万人を越えたことに関して、山際大志郎経済再生相は、増え方が穏やかになっていて、第6波はピークアウトの方向にあると語りました。

山際再生相は「東京の新規感染者数は、先週・今週比を見ると増え方は緩やかになっている。確実に1に近づいており、増え方が相当緩やかになっている」と、ピークアウトの近いことを予測しています。

◎愛知県

愛知県は2月1日、新規感染者数が5751人で過去最多になりました。岐阜県は1049人、三重県は607人であり、先週火曜を大幅に上回った新規感染者がでました。

2月1日に、愛知県立大学看護学部の清水宣明教授は、この地方のピークアウトについて「先週、今週あたりがピークではないかなと思っています。急激に増えた分、ピークを超えたら急激に減っていくんではないかと予想しています」と、ピークアウトは近いと語っています。

◎広島県

広島県では1月31日、前週の同じ曜日と比べて新規感染者数が下回る日が目立っています。第6波のピークアウトに期待が高まっています。しかし広島県は首都圏や近畿圏の感染拡大の影響を受けるので、予断を許さない状況です。

広島大学大学院の坂口剛正教授は広島県の感染状況について「これ以上増えていないので頭打ちだと思うが、なかなか減らない状況」と話しました。

坂口教授は、ピークアウトの時期について「2月の初旬にピークアウトしてくれればいいという予想がある。ただ心配なことは、今、東京や大阪で増えているので、これまで広島は東京・大阪が増えてから(感染者が)増えてきたというところがあるので、もしかすると2つ目のピークが来るという可能性もある」と語りました。

2月初旬にピークアウトしても、東京、大阪の影響を受けて、広島県において再び感染拡大して2つ目のピークを迎える可能性を述べています。

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オミクロン亜種によってピークアウトが遅れる可能性

従来のオミクロン株BA.1の亜種BA.2が出現し、デンマークでは1月21日に4万6831人の過去最多を記録しました。52%がBA.2の感染者でした。

BA.2を確認しているのはインドやスウェーデンなど48カ国あり、日本も含まれます。BA.2はBA.1の2倍近い感染力があります。

東京大学医科学研究所の佐藤佳准教授は「第6波は最後ではない。第7という形でいったん落ち着いてから次が来るのか。第6波にかぶさった形で「BA.2」が、もう日本に入ってきている。それが感染の山の伸びに関わってくるかはわからない」とBA.2によりピークアウトの時期が遅れる可能性を示唆しています。

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まとめ

今回は現状の感染者数とピークアウトの時期について調べました。外国の例を見ても、AIによる予測からも第6波のピークアウトは2月上旬になることが分かりました。しかし日本においてオミクロン亜種BA.2の感染が拡大すると、第6波がピークアウトしない可能性のあることも分かりました。

新型コロナの第6波が、早期にピークアウトすることを祈っています。

 

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