高梨沙羅スーツ違反失格理由は?なぜ女子選手だけ?強豪国だけ?陰謀論とは?

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画像出典:読売新聞オンライン

2022年2月7日の北京冬季五輪新競技・スキージャンプ混合団体で、日本の1人目の高梨沙羅選手がスーツ規定違反で失格になる波乱がありました。高梨沙羅選手は、100メートルを越える大ジャンプが失格になった後、涙が止まりませんでした。

高梨沙羅選手は、女子個人ノーマルヒルと同じスーツを着ていました。しかし1回目の飛躍後の検査で両脚の太ももまわりが規定を2センチ越えていると失格になりました。メダル争いをしていたノルウェー、ドイツ、オーストリアの選手にも失格者が出ました。

強豪国からも失格者が出たため、日本は1回目の飛躍で8位になり、上位8位が競う2回目のジャンプをできました。2回目の飛躍において、日本は、順位を8位から4位へ上げました。

スキーのジャンプは、風を受けて体を上げる揚力が飛距離に影響するため、選手が着るジャンプスーツに、さまざまな規定があります。選手は下着1枚で両腕を水平に広げ、股下や体の周りを測定し、スーツ寸法が体のサイズとの差が数センチと厳しく規定されています。

高梨沙羅失格の疑問点、なぜ女子選手だけ、強豪国だけ、陰謀論について調べました。

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高梨沙羅失格の理由

高梨選手は、北京冬季五輪のために4年間かけてジャンプを作り直してきました。高梨選手は「この4年間で経験したこと、積み上げてきたことを出し切り、感謝の気持ちを結果で伝えたい」と北京五輪を迎えて決意していました。

高梨選手は、個人ノーマルヒルで4位になり「この4年間でいろいろな方たちに支えて頂いたおかげでジャンプすることができたが結果を出せずに申し訳ない気持ちでいっぱい。恩返しできなかった自分がただただ悔しい」と後悔していました。

高梨選手はスキージャンプ混合団体の前に「ジャンプは個人競技だけど、仲間がいると違う」と今まで支えてくれた仲間のために戦う決意を語っていました。

2月7日の混合団体においてチームに勢いをつけるため、日本は高梨選手をトップで送り出しました。100メートルを越える大ジャンプで期待に応えましたが、スーツ規定違反で失格になり、泣き崩れた高梨選手は「申し訳ございません」と謝罪の言葉を繰り返しました。

北京冬季五輪のスキージャンプ混合団体で、高梨沙羅を含めて、強豪国の女子有力選手5人がスーツ規定違反で失格になりました。スキージャンプにおいて、これだけ多くの選手がスーツ規定違反で失格になったのは前代未聞と言われます。

高梨選手は、泣きながら2回目のジャンプで98メートル50をマークし、順位を8位から3つ上げました。日本代表の横川朝治コーチは「泣いてもあれだけ跳べる。一流だと思う」と讃えています。

試合後、ジャンプ競技の責任者のポーランドのアガ・ボンチフスカ氏は「新たな測定の手順は一切踏んでいない」と主張しました。しかし、測定の仕方が異質だったと語る人がいます。

測定方法が従来方法と異なっていた点

女子選手シリエ・オプセトが失格になったノルウエー代表のブラーデン監督は、今回の測定の仕方が異質だったと説明しています。

通常の測定 今回の測定
腕の位置 選手は腕を体から30センチ横に伸ばす 選手は腕を頭の上に置いていた
検査者の人数 1人で検査する 3人で検査した

フラーデン監督は、腕の位置が頭の上にあったことについて「そうすると、スーツのフィット感が変わってくる。全然違うんだ」と通常の測定と異なったことを力説しています。

更にフラーデン監督は「少なくとも5人の選手が違う方法でやっていたと話す情報がある。しかもそれを体験しているのは、彼女たちだけなのだから」と3人の検査者の測定方法について語っています。

FIS(国際スキー連盟)マテリアル委員会、ジャンプ委員会委員のアンディ・バウアー氏は運営側に対し「もし測定方法が変更された場合、チームとコーチは事前に知らされなければならない。あれはスキャンダルだ!」と今回の測定方法を批判しました。

さらにバウアー氏は「選手がうずくまり、泣き、完全に取り乱している。世界最大のスポーツの舞台で、選手たちのこんな姿を映してはいけない。我々のスポーツにとって大きなイメージダウンだ」と運営者を厳しく叱責しています。

強豪国狙い撃ちの陰謀説

今回の混合団体のジャンプで失格になったのは、ワールドカップのランクが、アルトハウス(ドイツ)の2位、高梨6位、オプセト(ノルウエー)7位、イラシュコ(オーストリア)8位、ストロム(ノルウエー)12位の上位の有力女子5選手でした。女子選手のみにスーツ規定違反者がでた理由は、検査者が男子選手と女子選手で異なり、女子選手担当の検査者が厳しかったためと思われます。五輪で5人のスーツ規定違反が出たのは異例で、陰謀説が囁かれています。

スキー団体の元役員は「国際連盟はより多くの国にスキー競技を普及させたい。冬季五輪は出場国が少なく、継続が難しいとさえいわれていることも頭にあるでしょう。ジャンプの混合団体は新種目なので、強豪国以外にメダルを取って欲しかったはずです」と国際スキー連盟が強豪国以外にメダルを取らせたかったと、陰謀説を解説しています。

新種目のスキージャンプ混合団体は金メダルをスロベニア、銀メダルをROC(ロシアオリンピック委員会)、銅メダルをカナダがとり、ROC、カナダは五輪でも世界選手権でもメダルから遠い国で、今回の受賞は異例でした。

銅メダルを獲得したカナダ代表選手のアビゲイル・ストレート選手は「ほろ苦いメダルだとは思わない。この競技では用具がとても重要で、失格もしばしばある。それが五輪で起きたのは、規則が厳格に適用されていることを示している」と今回の結果について語っています。

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まとめ

今回は、高梨沙羅選手がスーツ規定違反で失格になったジャンプ混合団体について調べました。測定方法が従来と異なっていて、陰謀説が囁かれるほど通常な点があったことが分かりました。

スキージャンプ選手が今回のことに負けず、さらに活躍することを祈っています。

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