交互接種の安全性や副反応副作用は?モデルナで3回目の接種は危険か?

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新型コロナの感染拡大を収束させるために、ワクチン3回目接種(ブースター接種)について、岸田首相は「2月のできるだけ早期に1日100万回までペースアップすることを目指して、取り組みを強化してまいりたいと思います」と発言し、政府は1日100万回の接種を目標にしました。

しかし、クリニックなど患者が多く逼迫している医療現場から「一般診療とワクチン拡充を両立するのは、すぐには難しい」という声が上がっています。新型コロナの3回目のワクチン接種は、2022年2月8日時点で総人口の7.22%(914万人)しか行われていません。

新型コロナのワクチン3回目接種は、ファイザー製とモデルナ製の2種類のワクチンが使用されます。2月までの供給量を見るとファイザー製1676万回分、モデルナ製2743万回分とモデルナの供給量が多くなっています。

1回目、2回目のワクチン接種においてファイザーを接種した人が多く、供給量の関係から3回目にモデルナ製を接種する、交互接種が多くなっています。

交互接種の安全性や副反応について調べました。

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交互接種の安全性や副反応は?モデルナで3回目は危険?

1・2回目のワクチン接種による免疫効果は接種後の時間経過により低下しています。3回目の接種により免疫効果を上げて、オミクロン株による入院リスクを引き下げる必要があります。

長野県など各自治体は3回目のワクチン接種を加速するために、集団接種会場を設けています。長野県の阿部守一(しゅいち)知事は「特に高齢者は早めに接種してほしい」と接種するように呼びかけています。

しかし、長野県の集団接種会場では、300人程度の設定人数に対し予約者が240人にとどまっています。3回目接種の予約数が少ないのは、3回目接種がモデルナ製ワクチンであるためです。1・2回目のファイザー製とワクチンが異なることで3回目接種の予約者が減っています。

ファイザー製とモデルナ製のコロナワクチンは、どちらも同じメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。同じ作用機構により新型コロナウイルスの感染症の発症、重症化などを防止します。

福岡県田川市の森田竜治課長は「こちらが2月のワクチン接種のスケジュールなんですが、なかなかモデルナの接種の予約が埋まらないという状況になっております」とモデルナ製の予約が低調だと訴えています。ファイザーは予約率100%に対して、モデルナ製は40%以下と低い予約率です。

2月9日、東京都北区はモデルナ製に限り、18歳以上の全ての世代を対象に3回目の接種を始めました。それによって、モデルナ製ワクチンの接種の予約枠がほぼ埋まるようになりました。

2月7日、1・2回目にファイザーを接種した東京都の小池百合子知事が3回目でモデルナ製ワクチンを接種しました。小池知事は「交互接種ということになるが、これによって発症予防効果と、重症予防効果が高まるといわれている」と交互接種の効果について語っています。

3回目接種における交互接種の副反応

英国NHSの病院18施設において、1・2回目にファイザー製ワクチンを接種したグループに、3回目の接種でファイザー製ワクチン、モデルナ製ワクチンを使用して、交互接種の有効性を調査しています。

○追加接種による抗スパイクlgG抗体、中和抗体の量を調べています。

ファイザー製ワクチンを2回接種した後、ファイザーまたはモデルナを3回目に接種し28日後の抗スパイクlgG抗体、中和抗体の量

ファイザー製ワクチン(全量)n=96 モデルナ製ワクチン(100μg)n=92
抗スパイクIgG抗体 8.11 11.49
中和抗体(デルタ株) 6.60 12.58
モデルナ製の追加接種の方が、ファイザー製の追加接種より多くの抗体ができています。中和抗体は新型コロナウイルス表面のスパイクタンパク質にくっついて細胞への侵入を防ぎ、増殖を抑えます。

神戸大学の森康子教授(ウイルス学)は「3回目接種で中和抗体の量がこんなに増えるとは。オミクロン株にも効果的だ」と交差接種の有効性に驚いています。

米国で約450人を対象にファイザー製、モデルナ製の交互接種の副反応を調査して「3回とも同一のワクチンを接種した場合と交互接種した場合を比較して同様の副反応だった」と副反応に差が無いと話しています。

英国で約2800人を対象に、3回目でファイザー製、モデルナ製の同一接種と交互接種を比較し「全てのワクチンの組み合わせで副反応は同様」という結果でした。「安全性の面で許容される」と結論が出ています。

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3回目の接種の副反応を2回目と比較

38℃以上の発熱
ファイザー モデルナ
2回目 16.4% 15.5%
3回目 8.7% 6.6%

リンパ節症
ファイザー モデルナ
2回目 0.4% 14.2%
3回目 5.2% 20.4%

モデルナ製ワクチンは、3回目接種は1・2回目接種の半分の量を接種しています。2回目接種と比較して、発熱や疲労などの接種後の副作用は少ないと報告されています。

ファイザー製とモデルナ製のコロナワクチンの1・2回目接種の効果を半年間観察し、モデルナ製ワクチンのほうが、感染予防、発症予防、重症化予防の効果が高いと報告しています。

政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長は「自分の順番が来たらファイザー製、モデルナ製にかかわらず、できるだけ早く追加接種をしてほしい」と呼び掛けています。

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まとめ

今回はオミクロン株の感染拡大を収束させるために急がれている3回目のモデルナワクチンによる交互接種について調べました。ファイザーを2回接種した人が3回目にモデルナを交互接種すると、ファイザー3回接種より予防効果が高くなることが分かりました。

モデルナの3回目接種は、2回目までの半分の量を接種するため、副作用が少ないことも分かりました。

モデルナ製ワクチンの交互接種が進んで、オミクロン株の感染拡大が収束することを祈っています。

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