ロシアがウクライナを侵攻する理由は?NATOとは?プーチンの思惑は?

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2022年2月24日、ロシアがウクライナ侵攻を開始し、11の空港を含むウクライナ軍の80以上の施設を攻撃しました。

ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は「軍事施設を対象にした攻撃であり、民間人に対する脅威はない」と主張しています。

ロシアはウクライナ周辺に約15万人の兵士を展開させていました。

2月21日に、プーチン大統領がウクライナ東部の親ロシア武装勢力が占拠していた地域を「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」として独立を承認しました。

プーチン大統領は、両地域の平和維持活動としてウクライナ侵攻を命令しました。ロシア軍はウクライナの首都・キエフへ軍事進攻しています。

ロシアがウクライナを侵攻した理由について調べました。

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ロシアがウクライナを侵攻する理由は?

ウクライナは旧ソビエト連邦の一部で、ロシアと歴史的、社会的、文化的に深い繋がりがあります。ウクライナ国内にロシア人約1千万人が居住し、ロシア国内にウクライナ系住民約4百万人が暮らしています。

1999年3月には、ロシアとウクライナで友好協力条約が批准され、両国間の友好が保たれていました。

2005年にEU統合を目指すユーシチェンコ大統領になって、対ロシア関係が不安定になりました。しかし2006年にヤヌコーヴィチ内閣に代わり、対ロシア関係は改善されました。

2008年に大統領、首相、議会議長により、NATO加盟行動計画が作成されNATOへの参加希望が表明されました。ロシアは、ウクライナのNATO加盟は安全保障上の脅威になるとして強い警戒感を示しました。

2020年2月19日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ドイツでミュンヘン安全保障会議に出席し、ロシアの軍事的脅威を強調しました。そして、ウクライナのEUやNATO加盟について協議しています。

ドイツが統一したときに「NATOは東方へ拡大しない」と言う約束がありました。しかし約束が破られ東欧諸国がNATOに加盟しました。ロシアの隣国のウクライナまでがNATOに加盟すると、ロシアの安全に脅威になります。

プーチン大統領は、「NATOが拡大しないと口約束したことは皆知っているが、すべては真逆となった」と欧米に不満を持っています。

プーチン大統領は2007年から「ワルシャワ条約機構の解体後、欧米は(軍事ブロックを拡大しないよう)保証した」とNATOの東方拡大を批判していました。

プーチン大統領の批判にも関わらず、2008年のNATOの首脳会議でウクライナとジョージアを将来、加盟させる方針が決まりました。その時、ロシアはジョージアに軍事介入して、新ロシア勢力の南オセチアを独立させました。

今回のウクライナへの軍事介入は、2008年のジョージアへの軍事介入と同じ理由だと言われます。2014年にウクライナに親欧米政権が誕生し、NATO加盟を目指しました。

それに対抗してロシアはクリミヤ半島を占領し、ウクライナ東部の親ロシア武装勢力を支援してきました。

プーチン大統領はウクライナのキエフに侵攻して、親欧米政権を倒し、親ロシア政権へ変えることを目指しています。

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NATOとは?

NATOは北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization)の略称で、1949年に調印された北大西洋条約に基づき設立された国際軍事機構です。

加盟国中の一国に対する武力攻撃を全加盟国に対する攻撃とみなし、集団的自衛権を行使します。適用範囲はヨーロッパ、北米、北大西洋上の加盟国領土、加盟国軍隊です。

組織は、各国代表で構成する理事会があり、その下に防衛計画委員会、軍事委員会があります。本部はベルギーのブリュッセルにあります。

加盟国は最初、米国、英国、フランス、カナダ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、デンマーク、アイスランド、ノルウエー、ポルトガルの12カ国でした。

さらにギリシャ、トルコ、西ドイツ(現ドイル)、スペインが加わり16カ国になりました。

ソ連邦が解体し、1999年ポーランド、チェコ、ハンガリーが加盟し19カ国になりました。

その後、2002年にリトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国が加盟しました。バルト3国は、過去はソ連の一部であったので、バルト3国のNATO加盟は「かつて自国の一部だった地域が反ロシア軍事同盟に参加した」と受け止められました。

この時からプーチン大統領は米国に約束を破られたと考えていました。
スロバキア、スロベニア、ブルガリア、ルーマニアが加盟し、NATOがロシアの国境近くへ拡大してきました。現在は30カ国が加盟しています。

NATO加盟国軍隊は約332万人、国防費総額は1兆485億米ドルです。ロシア軍隊は約90万人で、NATOの軍隊の約27%です。

ロシアのプーチン大統領は、ロシアの安全保障のため、ウクライナがNATOに加盟することに強く反発しています。

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プーチンの思惑は?

2月24日、プーチン大統領は「いま起きていることは、やらないとチャンスを逃す強硬手段だ。ほかの選択肢はなかった」とウクライナ侵攻を正当化しました。

プーチン大統領は「ウクライナがNATOに加盟すれば、モスクワを5分でミサイル攻撃できるようになる」と語っています。

ウクライナがNATO加盟国になると、集団的自衛権によってウクライナがNATOに守られるようになります。その前にウクライナの親欧米政権を倒して親ロシア政権を樹立して、ウクライナをロシアに従わせることを狙っています。

まとめ

今回はロシア軍がウクライナ侵攻した理由について調べました。ウクライナがNATOに加盟する前に、親欧米の現政権を倒して、親ロシアの傀儡政権を樹立するために、プーチン大統領がウクライナ侵攻を行ったことが分かりました。

ウクライナの戦争が終わって、世界が平和になることを祈っています。

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