近江高野球部野球憲章抵触恐れとは?ひこにゃんとの記念撮影の何が違反?

スポーツ
画像出典:京都新聞

2022年3月のセンバツ高校野球大会で準優勝した近江高校野球部が滋賀県庁と彦根市役所を4月5日に訪れました。市民の応援に感謝し、夏の大会での活躍の決意を語りました。

彦根市役所に、近江高校の岩谷斉校長、多賀章仁監督、山田陽翔主将が訪問し、和田裕行市長や職員が出迎えました。

山田陽翔主将は「みなさんの応援の力を感じた大会だった。目標は日本一なので、夏こそは初の優勝旗を彦根に持って帰りたい」と語りました。

和田裕行市長は「感動をありがとう。市民として誇らしい」と活躍をたたえました。

彦根市の人気キャラクター・ひこにゃんが祝福にかけつけると、山田主将は初対面を喜んで記念写真を撮りました。

近江高校野球部・山田陽翔主将が記念撮影したことをめぐり、滋賀県高野連が「野球憲章抵触恐れ」と指摘しました。

近江高野球部野球憲章抵触恐れについて調べました。

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近江高野球部野球憲章抵触恐れとは?

4月5日、近江高校野球部が選抜高校野球で準優勝したのを報告するために、近江高の岩谷斉校長、多賀章仁監督、山田陽翔主将と和田裕行市長らが出席して報告会を行った。

報告会が終了して10分後、人気キャラクター・ひこにゃんが現れ、出席者と記念撮影を行った。

彦根市から近江高校へ、フェイスブックなど公式SNSへ記念写真の掲載可否の確認があった。そこで近江高校が、滋賀県高野連へ連絡した。

県高野連から日本高野連へ問い合わせると、「選手の商業的利用を禁じた日本学生野球憲章に抵触する可能性がある」との見解が示された。ひこにゃんグッズの販売などに影響するためと言います。

近江高校から連絡を受けた彦根市の担当者は「(ひこにゃんの)登場はあくまで感動のお礼だった」と語り、さらに「今後の近江高の活動に迷惑をかけてはならない」とSNSへの写真掲載を見送った。

日本高野連は「自治体のキャラクターとの写真撮影などについて明確なルールがなく、今回はより慎重な対応をお願いした。今後もこうしたケースがあるかもしれないので対応を検討したい」と語っています。

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ひこにゃんとの記念撮影の何が違反?

日本高等学校野球連盟の日本学生野球憲章に、商業的に利用しないという項目があります。

日本学生野球憲章の第2条(学生野球の基本原理)の「④学生野球は、学生野球、野球部または部員を政治的あるいは商業的に利用しない」を適用しました。
近江高校野球部の多賀章仁監督と山田陽翔主将が、「ひこにゃん」と写真を撮影し、フェイズブックで公開すると「ひこにゃん」の宣伝になり、商業的利用したと指摘されます。

「ひこにゃん」がグッズを販売しているので、フェイスブックを見てグッズ販売に影響すると考えたためです。

SNS上では、以下のように批判的なコメントが寄せられています。

「ひこにゃんて、市の公式キャラクターじゃないの?こんなことで「抵触」なら、甲子園で入場料取らなきゃいい!」

「何がいけないのか、わからない。別にその写真を「ひこにゃんグッズ」として販売するわけでもなかろうに。それよりも、大会終了後に新聞社から出版される特集号の方が高校野球を利用しているような気が。」

「ひこにゃんは彦根市長が指定した公式キャラクター。つまり市の広報担当。これがダメとなると市長との写真もダメなのでは?」

「日本学生野球憲章に抵触」すると指摘された他校の例(高知商業野球部の場合)

「日本学生野球憲章に抵触」する事は、2018年12月に高知商業硬式野球部で起こっています。

同校野球部3年生が、同校ダンス愛好会の発表会にユニフォーム姿で上がりました。それが、商業的利用に抵触する可能性があるとして、同校野球部長が謹慎処分になる可能性がありました。

ダンス発表会で入場料500円を取っていたことが「商業的利用」になる可能性があると言われました。

高知県高野連の報告を受けた日本高野連が2019年1月16日に定例会合を開き、高知商業硬式野球部長を「有期の謹慎処分」の処分案を決定しました。

その後、複数の高校から「吹奏楽部の有料の演奏会に出席した」との報告があり、「どうした場合に野球憲章に違反するのかを含め、議論されました。

日本高野連は2月20日に、大阪市内で理事会を開き、野球部長を「不措置」(処分なし)にしたと発表しました。

この件に関し、日本トップリーグ連携機構会長としてアマチュア協会の改革を進める川渕三郎氏がTwitterで「日本高野連は高知商のダンス部の発表会に野球部員が出演したことについて、野球部長に処分なしの[不措置]を決めた。当然の決定だと思う」とコメントしています。

更に川渕三郎氏は「学生野球憲章は『教育の一環としての学生野球』を強調していて他のスポーツとは一味違う感を醸し出している。今後は、時代にあった柔軟な対応に期待したい」と今後の解釈の変更を示唆しています。

時代にあった野球憲章の解釈が求められています。

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まとめ

今回は、近江高校の野球部が彦根市役所で報告会を行ったときに、「ひこにゃん」と記念撮影した写真のフェイスブックへの投稿が商業的利用になる可能性について調べました。

彦根市役所は近江高校野球部に迷惑がかかるのを避けて、写真を公表しませんでした。

今後は野球憲章の時代にあった適用の必要なことが分かりました。

近江高校野球部の今後の活躍を祈っています。

 

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