オミクロン株新種XE感染力は?日本流入したか?ワクチンは効果あり?

ニュース

新型コロナウイルスのオミクロン株の変異株XEが英国などで確認されています。

世界保健機関(WHO)によると、変異株XEは英国で2022年1月19日に検出され、3月29日に600件の症例が報告されています。

オミクロン変異株XEは、主流株「BA.1」と派生株「BA.2」の遺伝子が交ざったもので、同時にBA.1とBA.2に感染した人の体内でウイルスの遺伝子組み換えが起こって発生しました。

オミクロン変異株XEの感染力と日本流入について調べました。

コロナウイルスのインフルエンザ化はいつ?日本人の集団免疫獲得はいつ?
新型コロナウイルスの変異株オミクロン株が感染の主流になり、オミクロン株の特性を考慮して季節性インフルエンザと同じ扱いにすることを求める声が出ています。 オミクロン株は感染力が強く、毎日多くの新規感染者を出しています。重症者数がデルタ株...
スポンサーリンク

オミクロン株新種XE感染力は?日本流入したか?

WHOによるとオミクロン変異株XEの感染力は、BA.2より10%高い。WHOは「これまでで最も感染力がある」と警告しています。

厚生労働省助言機関の座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は、オミクロン変異株XEについて「重症度の関連はまだよくわかっていない。検疫のゲノム解析を続けることが必要」と語っています。

京都大学の西浦博教授は、オミクロン変異株XEについて「国をまたいだ移動が活発になると、オミクロン株から置き換わる可能性が高い」と述べています。

オミクロン変異株XEは、英国以外ではタイやインドなどで見つかっています。

日本では、4月21日に国内の空港検疫でオミクロン変異株XEが確認されました。

オミクロン変異株XEに感染していた女性は、3月26日に成田空港に到着しました。

成田へ到着時は無症状でしたが、検疫の検査で新型コロナが陽性でした。さらに詳しく検査して、オミクロン変異株XEへの感染が確認されました。

この女性は30代で、アメリカに滞在歴がありました。

国立感染症研究所は、「XE」は感染者が増える速度が「BA.2」より12.6%早いと注意しています。

4月12日現在、新型コロナウイルスの感染が再び拡大して、第7波の入口に差し掛かっています。現在は、感染力が強いオミクロン株BA.2への置き換わりが進んでいます。

4月6日に開かれた厚生労働省に助言する専門家組織「アドバイザリーボード(AB)」で、京都大学の西浦博教授は、全国の感染状況が第7波に入っていると話しました。

4月8日に政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長は「感染が急上昇する可能性がある」と警告しています。

感染力が強い変異株「BA.2」への置き換わりが進む中で、更に感染力が10%以上高い変異株XEにより、感染が急上昇する可能性があります。

東京都では4月7日時点で、オミクロン株BA.2の割合が、約7割に達し、オミクロン株BA.2への置き換わりが進んでいます。

東京都の小池百合子知事は「急速に感染が再拡大することに厳重な注意が必要」と警告しています。

東京都における変異株BA.2の置き換わり状況は、3月15日~21日の週が52.3%であったのに対して、3月22日~28日の週が67.8%になり、1週間で15.5%増加しました。

変異株BA.2はBA.1より感染性が高く、他の人にうつす時間が短いので拡大する速度が速くなっています。

変異株XEは、BA.2より感染力が1割以上高いので、XEが国内で感染しだすと急激に患者数が増加して第7波の来るのが早まります。

スポンサーリンク

ワクチンは効果あり?

現在のワクチンと治療薬は共に、オミクロン変異株XEに効果があると言われます。

ワクチンの3回目の接種の促進により、オミクロン変異株BA.2およびXEによる第7波を抑えることができます。

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種は、2022年の1月から本格化して3カ月経過しましたが、全体の接種率は45.4%と低い状態です。

4月11日に政府が発表した年代別の3回目接種率によると20~30代が20%台と低い傾向を示しています。

以下に年代別の3回目接種率を示します。

◎ 年代別の3回目接種率(%)
12~19 20代 30代 40代 50代 60~64 65~69 70代 80代
5.4% 24.0 25.9 33.8 51.3 66.7 77.8 86.0 88.4

国際医療福祉大学の和田耕治教授は「3回目接種が一定数進んでいることがブレーキになるが、5月の連休にかけ人の接触機会が増えると、さらなる感染拡大があり得る。年代を問わず接種できる時期が来たら早めに打ってほしい」と3回目接種を急ぐように話しています。

さらに今後の第7波に影響するのを心配する変異株として、デルタクロン株XDがあります。

◎デルタクロン株XDについて

第5波を起こしたデルタ株と、第6波を起こしたオミクロン株BA.1の遺伝子が交ざった変異株「デルタクロン株XD」が、欧州で80例以上見つかっています。

デルタ株とオミクロン株の2種類の変異株に同時に感染した患者の体内で遺伝子の組換えが起こって発生しました。

デルタクロン株XDの正確なウイルスの遺伝子情報が、2022年3月9日にフランスのパスツール研究所から発表されました。

デルタクロン株XDの感染者は、フランスで40例、デンマークで8例、ベルギーで1例報告されています。

デルタクロン株XDの感染力、重症度、ワクチンに対する効果は、感染例が少ないため分かっていません。

イギリスでデルタ株とオミクロン株の組換え体「デルタクロン株XF」が報告されています。2022年1月に38例見つかりましたが、2月中旬以降は見つかっていません。

スポンサーリンク

まとめ

今回はオミクロン株BA.1とBA.2のコロナウイルスの組換え体「オミクロン変異株XE」について調べました。

XEは、オミクロン株BA.2より感染力が1割以上強いことが分かりました。ワクチンの効果があると報告されています。ワクチンの3回目接種により第7波を抑制可能であることが分かりました。

新型コロナウイルスの第7波が来ないように祈っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました