日本でLGBT法案の国会成立が進まない理由は?岸田総理の考えとは?

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LGBT理解増進法が国会において検討されています。法案は性的少数者への理解増進のための基本計画策定を政府に義務付けるものです。

法案は、2021年に超党派の議員連盟が自民党案をベースにまとめましたが国会成立が進んでいません。

日本でLGBT法案の国会成立が進まない理由について調べました。

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日本でLGBT法案の国会成立が進まない理由は?岸田総理の考えとは?

LGBTはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字から取った言葉で、性的マイノリティの総称として使われる。

荒井勝喜・前首相秘書官の性的少数者や同性婚への差別発言が問題になってから、LGBT法案の国会での成立について議論されています。

岸田文雄首相は、2023年2月17日、官邸でLGBT関連団体の代表者らと面会し、荒井勝喜・前首相秘書官の差別発言に関して「不当な差別と受け取られる極めて不適切なもので、不快な思いをさせたことに心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。

岸田文雄首相と面会した団体は「プライドハウス東京」(性的少数者の情報発信)、「LGBT法連合会」(法整備を求めて活動)、NPO法人「ReBit」(教育や就職支援を手がける)の3団体でした。

岸田文雄首相は、団体から活動内容や性的少数者を取り巻く現状、制度改正の要望などを聞いて「この声を参考にしっかりと取り組んでいきたい」と応じました。

岸田首相が森まさこ首相補佐官を“LGBT理解促進担当”に任命

LGBT関連団体との面会内容も踏まえ、岸田首相は、女性活躍を担当している森まさこ総理大臣補佐官に、LGBTへの理解を深める担当を任命した。

森まさこ首相補佐官のプロフィール

森まさこ首相補佐官は、本名:三好雅子、1964年8月22日生まれ、福島県いわき市出身、東北大学法学部卒業、1992年(27歳)司法試験合格、1998年法律事務所を設立、1999年ニューヨーク大学ロー・スクールに入学、2005年帰国し金融庁に入庁した。

2007年第21回参議院議員通常選挙に自民党公認で福島県選挙区から出馬し初当選した。現在参議院議員3期目です。

中学時代は父親の借金取りに追われて苦学しながら東北大学法学部を卒業し5回目の司法試験で合格し弁護士になった。

2020年1月の参院予算委でLGBTの野党議員から同性婚の法制化の検討を質問され「国民の皆さま方のご議論、注視をしてまいりたい」の一点張りで、自民党内で意見がまとまらず、LGBT理解増進法案の国会提出が見送りになった。

岸田文雄首相は2月17日のLGBT関連団体の代表者らとの面会後、「法案提出に向けた準備を進める。よろしくお願いする」と述べた。

岸田文雄首相の指示を受けた茂木敏充幹事長は「なるべく早く国会提出が望ましい」と述べていますが具体的な日程については言及していません。

公明党が2月22日、トランスジェンダーの当事者と意見交換した。

公明党は一般社団法人にじーずの遠藤まめた代表と意見交換した。

遠藤まめた代表は「今国会で成立させて欲しいと思っています」とLGBT法案の早期成立を要望した。

公明党はLGBT法案の早期成立に向け党内議論を行っている。

公明党の山口那津男代表は、主要7カ国ではLGBTなどの理解が進んでいるので、「(日本が)異質な国とみられないように、多様性を認め合う包摂的な社会をつくっていく国だと示していくことが重要だ」と早期成立の必要性を強調した。

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日本でLGBT法案の国会成立が進まない理由は?

日本でLGBT法案の国会成立が進まない理由について調べました。

LGBT法案の国会成立が進まない理由1.野党と自民党保守派の意見が合わない。

2021年に超党派の議員連盟が自民党案をベースにLGBT法案をまとめた。野党が法案に「差別は許されない」との文言の追加を主張したのに対して、自民党保守派が「訴訟が続発する」と反発し、法律の内容に関して意見が合っていない。

野党と自民党保守派の意見が一致すれば、LGBT法案はすぐに国会成立すると言われている。

LGBT法案の国会成立が進まない理由2.自民党内に推進派と慎重派の対立が存在する。

LGBT法案を巡って自民党内の推進派と慎重派が激しく対立したことがある。

4月に統一地方選挙と衆院補欠選挙があり、その前に自民党の党内で対立するのは好ましくないと執行部が考えています。

自民党内に、4月の選挙後の国会成立を目指すべきだとの声が出ている。

LGBT法案の国会成立が進まない理由3.同性婚を認めるには憲法改正が必要という声がある。

日本国憲法第24条は「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」と記されている。SNS上に同性婚を認めるなら憲法改正議論が必要という意見が見られた。

ジャーナリストの門田隆将氏はTwitterに“本当にいいんですか?女風呂や女子トイレに“俺は女”との“性自認”が入ってくるし、世界の女子トイレでのレイプ事件も日本に。頑張った女性アスリートの努力も無駄。保護されるべき貴女達が声を上げなければ大変な世の中になる“とコメントしています。

5月のG7広島サミット前に、LGBT法案を国会成立させるだろうと言われています。

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まとめ

今回は国会で検討しているLGBT法案について調べました。

LGBT法案が早期に国会成立することを祈っています。

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