「エール」は今年の3月末から放送が開始された、NHKの連続テレビ小説です。
主演を窪田正孝さん、ヒロインを二階堂ふみさんが演じており、他にも多くの豪華なキャストが出演しています。
視聴率が20%を超えるほどの大人気のドラマですが、先日、6月27日の放送をもってドラマの放送が一時中止されることが発表されました。
「エール」ずれ込みの要因はコロナ?
大人気の朝ドラ「エール」が一時中止となった要因は、新型コロナウイルスの影響によるものです。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の為に、NHKは4月から撮影を中断していました。そのため、6月末からの放送ストックがなくなってしまったと言います。
「エール」の撮影見合わせについて、主演を務める窪田正孝さんは、「キャスト・スタッフみんなで本気で作っている『エール』を最後まで完成させたいです。」とコメントしています。
現時点では撮影の再開について、緊急事態宣言の解除後の様子を見ながら慎重に検討していくと発表されている状況です。
また、当初「エール」の放送終了予定日は、今年の9月26日でしたが、この状況下では放送終了日が1ヶ月ほど伸びる見込みであることが明らかになりました。次期朝ドラにずれ込む形になるようです。
しかし、「エール」のずれ込みは1ヶ月ではおさまらないのではないかと関係者の間では言われています。
理由は二つあります。
一つ目が、撮影再開となっても厳重体制での撮影となるので今までと同じスピードで撮影することが難しいということです。
そして二つ目が、この放送は朝ドラ初の4K制作によるものなので、従来よりも編集作業に時間がかかってしまうということです。
これらの理由から、ドラマの最終回は2ヶ月ほど延びるのではないかと噂されています。
次期NHK朝ドラはなに?いつ始まるの?
次期朝ドラは、女優の杉咲花さんが主演を務める「おちょやん」です。
松竹新喜劇の看板女優として活躍したさんがモ浪花千栄子デルとなっており、杉咲さんがその女性、武井千代を演じます。杉咲さんの他に、トータス松本さん、篠原涼子さん、井川遥さんなどたくさんの俳優が出演しています。
話の舞台は大阪です。
次期朝ドラの「おちょやん」は、「エール」が終わった次の週の9月28日から放送が開始される予定でした。しかし、「エール」のずれ込みによって約1ヶ月の遅れで11月からスタートさせるという方向で調整されているようです。
また、この作品は4月2日にクランクインを迎えていましたが、やはり感染拡大防止のために同月7日には撮影が中止となっています。
例年朝ドラは、4月〜9月、10月〜3月という周期で放送されています。災害による緊急事態を除いて、朝ドラの放送開始日がずれるというのはNHK史上初の事態です。この状況は極めて異例のケースだと言えます。
局内からは、「『エール』をなんとかして10月までに終わらせれば良いのでは」という声や「『エール』の放送を3月末まで延ばして、4月から次期朝ドラを開始するのはどうか」という声が上がっているようです。
「エール」、次期NHK朝ドラの出演者への影響は?
朝ドラの撮影期間は約半年におよび、日曜日を除いて毎日放送されるので台本も超大作。また、撮影は丸一日かけて行うので、キャストはその半年間を朝ドラに費やすことになります。
主演など半年間フルで出演し続ける俳優たちは、朝ドラに出演している期間に他の映画やドラマに出演することはもちろん厳しいですし、睡眠に時間が取れない時期が続くと言われています。それほどハードなスケジュールをこなしているのです。
ではこの状況下では、今期朝ドラの「エール」と次期朝ドラの「おちょやん」の出演者たちにはどのような影響があるのでしょうか。
当初予定していたスケジュールにかなりの遅れが生じてしまう事態となるなか、出演者の今後の予定が大幅に狂ってしまうのではないかと言われています。
最大で2ヶ月放送終了日が延びてしまったら、「エール」の出演者は10月と11月、「おちょやん」の出演者は4月と5月に入っていた予定をキャンセルする必要が出てきてしまいます。
ただでさえハードなスケジュールで有名なNHKの朝ドラの撮影に、予定よりも多く拘束されるかもしれないという推測によって、朝ドラに出演が決まっていてまだ世間に出演が発表されていない俳優が役を降板してしまう可能性があるのではと懸念する声があがっています。
まとめ
今回は、『次期朝ドラ異例のスタートに!「エール」がずれ込みか?』についてまとめていきました。
続きが気になるところで放送が一時休止となってしまうことは大変残念ですが、今の状況を考えると仕方がありません。一刻も早く新型コロナウイルスが終息し、撮影再開・放送再開が可能になることを祈るばかりです。
撮影が再開したら、朝ドラに関わる方々には体調に気を付けながら、放送に向けてがんばっていただきたいですね。
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