現在大ヒットとなっているドラマ『半沢直樹』も後半戦に差し掛かり、ますます盛り上がってきましたね。特に半沢直樹が帝国航空に着手してからというもの、これまで以上にメディアでも多く取り上げられ、大変な注目度となっています。
そんな帝国航空編に入り、気になる登場人物も多数出てきました。その中でも今回は名俳優である柄本明さんが演じていることでも話題になっている進政党所属の政治家・箕部啓治について詳しく調べてみました。
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半沢直樹 箕部啓治幹事長のモデルは?
では作中の箕部啓治という人物について簡単にですがご紹介させていただきます。箕部啓治は進政党の幹事長であり、政界進出したばかりの白井亜希子(江口のりこ)を内閣改造の目玉として国土交通大臣へ大抜擢したのも箕部幹事長です。
白井亜希子といえば帝国航空の再建を巡って半沢直樹と対立している人物であり、帝国航空再生検討チームである「タスクフォース」を設置した張本人です。つまり箕部幹事長は白井亜希子の後ろ盾であり、今回半沢が対峙する黒幕的存在といえるでしょう。
今ネット上ではこの箕輪幹事長のモデルが小沢一郎氏ではないかと話題になっています。では何故そのような噂になっているのか、詳しく見ていきましょう。
まず白井亜希子が着手している「再生タスクフォース」についてですが、これは実際にあった「JAL再生タスクフォース」がモデルになっていると言われており、原作である『銀翼のイカロス』のあとがきにもJALについて触れられているのでほぼ間違いないとみられています。
この「JAL再生タスクフォース」が行われた時期は、近年の我が国では主に与党となっていると言っても過言ではない自民党が与党を離れ、民主党政権下であったときです。そして『半沢直樹』で「再生タスクフォース」が設置されたのも憲民党から進政党への政権交代直後となっているため、この点から見ても進政党=民主党がモデルになっている可能性が高いと言えます。
では「JAL再生タスクフォース」のときの民主党の大臣や幹事長はどなたが務めていたのでしょうか?「JAL再生タスクフォース」が発足された9月時点では鳩山由紀夫氏が総理大臣を務めた鳩山内閣となっており、白井亜希子と同じ立場である国土交通大臣は前原誠司氏が務めていました。そして箕部啓治と同じ立場、つまりこのときの与党である民主党の幹事長が小沢一郎氏なのです。
このように政権交代の時期や「タスクフォース」発足のタイミングなどから多くの人が小沢一郎氏を連想していたのですね。
半沢直樹 箕部啓治幹事長 原作での活躍のネタバレは?
※こちらの内容はネタバレを含みます。ご注意ください。
では箕部啓治幹事長と半沢直樹は今後どうなっていくのでしょうか?ドラマのストーリーがどうなっていくのかは分かりませんが、原作である池井戸潤先生の小説『銀翼のイカロス』では明らかになっています。
帝国航空の再建を命じられ動き出した半沢直樹でしたが、同じく再建を目指す進政党の白井亜希子が発足させた「再生タスクフォース」により、融資していた銀行すべてが多額の債権放棄を求められます。当然半沢は債権放棄を拒否しますが、白井亜希子の差し金により金融庁から圧力をかけられたり、上司である常務の紀本平八により債権放棄が決定されてしまうなど、困難に見舞われます。
しかし帝国航空再生タスクフォース合同報告会の場で、各銀行が帝国航空に対する債権放棄について「主力銀行や準主力銀行の判断に追従する」と回答していき、準主力銀行である東京中央銀行の半沢は債権放棄の拒否を宣言します。
たしかに東京中央銀行は債権放棄を決定したはずでしたが、「主力銀行である開発投資銀行が債権放棄をしなかった場合は、東京中央銀行も債権を放棄しない」と但し書きをしており、主力銀行である開発投資銀行が民営化したことで債権放棄の拒否を決定したため、それに追従したのでした。こうして危機一髪のところで帝国航空再生タスクフォースの債権放棄案は廃案となりました。
しかし、廃案になっただけでは帝国航空の再建問題は何も解決できていません。そんななか東京第一銀行と産業中央銀行が合併してできたという経緯を持つ東京中央銀行で、東京第一銀行時代の不審な融資の資料が見つかります。すでに完済済みではありましたが、融資先は進政党幹事長の箕部啓治であり、担保が5年間も無設定であったり、20億円もの大金であるのにもかかわらず取引に関するファイルが無いなど明らかに普通ではない取引でした。
産業中央銀行の出身である半沢はその詳細を知らないため、調べ始めます。そしてこの20億円が東京第一銀行の問題貸し出しであること、箕部幹事長に融資した20億円が舞橋ステートへと振り込まれていることを突き止めました。そしてさらに舞橋ステートが箕部幹事長から融資された20億円で土地を買って、その土地に空港を誘致することで土地を高値で売った事実が判明しました。
一方、帝国航空再生タスクフォースのリーダーであった及原正太は債権放棄を諦めていませんでした。舞橋ステートと箕部啓治の件を知っていた及原は、東京中央銀行の頭取・中野渡謙を脅して再度債権放棄を迫りました。
及原はマスコミを前にした会見を準備し、マスコミの目の前で中野渡に債権放棄を発表させようと企みます。しかし会見に現れたのは中野渡ではなく半沢で、再度債権放棄の拒否を宣言します。及原は半沢に舞橋ステートの件をちらつかせて脅そうとしましたが、なんと半沢は自ら箕部啓治と舞橋ステートの関係をマスコミの前で公表し、会見に出席していた箕部幹事長へお金の流れを示す証拠を突きつけました。
こうして箕部啓治はマスコミからお金の問題を追及されて進政党を離党するはめになり、『銀翼のイカロス』は終幕となります。
ドラマがこのように原作通り進んでいくのか、はたまた別のエンディングを用意しているのか、見逃せませんね。
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まとめ
今回は箕部幹事長についての記事だったため、ネタバレではご紹介できませんでしたが、やはり半沢直樹はきちんと最後に”倍返し”してくれます。ここで記載させていただいた箕輪幹事長のみならず、散々苦しめられた白井亜希子や、舞橋ステートの件を知っていたにもかかわらず隠蔽していた中野渡謙や紀本平八も少なからず処分を受けることになります。
半沢に舞橋ステートというキーワードを与えていた(?)黒崎駿一の本心が気になるところですが、今後ドラマでどう描かれるのか楽しみです。



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