日本のドラマに限らず海外のドラマが観たいひいてはアニメや映画も多くのジャンルをたくさん観たい。そんな方にお勧めしたいのが動画配信サービス(VOD)のParavi。
本記事ではそんなParaviのメリットデメリットや登録、解約の流れなど基本的なことを紹介していきます。
Paraviとは
Paravi(パラビ)は、テレビ番組や作品を配信するVODサービスのことです。
2017年に6社が共同で立ち上げた「株式会社プレミアム・プラットフォーム・ジャパン (PPJ)」がサービスを運営、提供をしています。
設立会社(6社)は「東京放送ホールディングス」「WOWOW」「日本経済新聞社」「電通」「博報堂DYメディアパートナーズ」「テレビ東京ホールディングス」です。
さらに、株主として系列局の「テレビ北海道」や「テレビ愛知」、「テレビ大阪」、「TVQ九州放送」など5局にものぼり、その多くがテレビ局関連によって出資しているため、テレビ局要素の強い会社になっています。
テレビ局が多いことに影響を受けてそれぞれに帰属するドラマやバラエティ作品が充実しています。
他にも、音楽番組、映画、アニメ、韓流、スポーツ、経済など8,000本近い作品を配信。特にドラマは日本最大級を誇っています。
視聴するときは月額1,017円の見放題・定額制を契約して、見たい作品を選ぶのが基本です。見放題以外にもチケットやレンタルなどもあり、Paraviのサービス(アプリ)内でチケットや課金による視聴購入が可能です。
また、お試しとして2週間のトライアル期間も用意されています。
ではまず、Paraviの詳細を確認しましょう。
料金 | 月額1,017円 |
作品数 | 約8,000本 |
無料期間 | 2週間 |
同時視聴数 | × なし |
Paraviのメリットデメリット
Paraviについてのメリット・デメリットをご案内していきます。良いプラスの面と悪いマイナスの面を知ることで、Paraviを検討する際の参考になることでしょう。
Paraviのメリット
1.毎月500円分のレンタルチケット
2.WOWOW ・TBS・テレビ東京のドラマが豊富
3.動画のダウンロードが可能
4.再生速度が選べる
これらがあげられます。ではひとつづつ深堀していきましょう。
1.毎月500円分のレンタルチケット
Paraviは、月額見放題に加えて、毎月500円分のレンタルチケットが利用者に送られます。したがって、「見放題作品+レンタルチケットを使える作品1本」を自由に見ることが可能です。
より詳しく説明すると、パラビの配信作品の一覧には、「見放題作品」とは別に「レンタル作品」が存在します。
レンタル作品は、別途、単話課金を支払ってみる必要があります。そこで、月額料金では見ることができない作品を500円の範囲で1本、チケットを使い購入することがでること。それがパラビのメリットです。
使い方は、レンタル作品を選択して、「クーポンParaviチケットを利用する」をチェックするだけなので面倒な手間もありません。
ただしながら、500円分のチケットではありますが、300円の作品を購入した時の差額200円は戻ってこないので、使い切りの商品券と考えて利用した方がよいでしょう。
2.WOWOW ・TBS・テレビ東京のドラマが豊富
Paraviでは、放送局の系列会社が出資しているため、配信作品のドラマの充実度は400本程度と国内随一でしょう。
ドラマといえばフジテレビのサービスFODがありますが、TBSやテレビ東京だけでなくWOWOWのチャンネルも配信しているのです。
さらに、TBSやテレビ東京の新作ドラマを中心に見逃し配信も行われているのでリアルタイムで見られない方には便利です。
また、パラビでしか見れないディレクターズカット版の配信があるのもメリットです。
ドラマの別ストーリーや裏側をディレクターズカットで視聴できるサービスが好評で、特定のドラマを見たいときに利用する方が増えているのです。
最近、TBSやテレビ東京の作品が面白いと著者は感じている方には特におすすめです。
3.動画のダウンロードが可能
スマホアプリでParaviを視聴する場合にダウンロードしてコンテンツを視聴することができます。
ダウンロードはWi-Fiなど通信環境のある場所でしかできませんが、一度ダウンロードして端末にデータを保存していれば、外出先でもコンテンツを楽しめるでしょう。
Wi-Fi環境のない飲食店、公共交通機関、旅行や宿泊先などでの利用の幅が広がるでしょう。外で動画を見るときのモバイルデータ通信量を気にする必要もありません。
ただし、すべての作品がダウンロードの対象となっているわけではないので、見たい作品によっては気をつける必要があります。
また、ダウンロードはストリーミング再生と違いまるごと動画を落とすデータ量がかかるため、1作品にそれなりの時間がかかります。
時間に余裕のある時間帯にまとめてダウンロードするのが良いでしょう。
4.再生速度が選べる
Paraviは再生機能が非常に充実しています。
基本は「1.0倍速(標準)」ですが、「1.3倍速」「1.5倍速」「2.0倍速」と選択次第で速度変更が可能です。
飛ばしたい場面がある、作品の後半を視聴したいが完全には飛ばしたくない、早回しで見たいなど再生機能を活用して自分なりの使い方ができますね。
いまのところ、パソコンでもスマホアプリでも同じ倍速再生が可能です。
設定画面から操作して、速度変更がいつでもできる仕様です。ただし、テレビの視聴では再生速度が選べないので注意しましょう。
Paraviのデメリット
1.他の類似サービスに比べ作品数はやや少なめ
2.Paraviチケットが利用できる作品が限られている
3.同時視聴ができない
これらがあげられます。ではひとつづつ深堀していきましょう。
1.他の類似サービスに比べ作品数はやや少なめ
Paraviのはメリットは国内ドラマの充実ですが、一方の海外ドラマや映画などの充実は少ないことが知られています。
国内ドラマが配信のほとんどを占めており、他ジャンルの配信はドラマに比べて特別多いわけではないことでしょう。
全体の本数も他サービス(U-NEXTやHuluなど作品数の多いところ)と比較すれば歴然の差です。
月額料金の近いHuluでも5万作品以上はあるので、見放題の少なさや作品数の少なさはデメリットといえます。全体的な作品数は総じて多くないのが特徴でしょう。
2.Paraviチケットが利用できる作品が限られている
レンタル作品を視聴するときにParaviチケットが利用できないケースがあります。これはParaviサービスを利用するデメリットの1つです。
レンタルにはチケット利用が可能かどうかをサイト・アプリ内動画のサムネイル画像に表示しています。
チケットが使えるかの識別方法は、「チケット可」と表示されていれば利用できて「レンタルあり」とだけ表示されていると使えません。
それ以外の表示のないものは見放題として基本的には視聴できます。例えば、チケットで見放題ではない作品を選んだときに、「チケット可」の表示がなく「レンタルあり」表示の作品だと、チケットを使うことが使えません。
チケットが可能な作品は限定されているので、見たい作品がチケットを使えないのでこの点もデメリットでしょう。
3.同時視聴ができない
Paraviの配信コンテンツを家族で複数の人が別々の端末で同時に見ようとすると、実は再生できません。このように同時再生ができないというデメリットがあります。
一般的に、他サービスでも同時再生できるところは限られているのです。同時視聴できるVODサービスもありますが、Paraviはできない仕様です。視聴時間をズラせない人は、もう一個アカウントを契約して家族で分けましょう。
また、同じ人が複数の端末を使って同時視聴しようとしてもダメです。再生は1つのデバイスで1作品しか再生できません。
Paraviの登録方法
ここからはParaviの登録方法について紹介します。
登録方法
1.公式サイトにアクセスする
2.画面下に出る「無料体験はこちら」をタップする
3.「メールアドレスをアカウント作成」をタップ
4.名前などの情報を入力し、「クレジットカードで登録する」をタップ
登録完了画面が表示されれば完了です。これでParaviが思う存分楽しめます。
まとめ
Paraviは国内ドラマや独自配信・ディレクターズカット版などオリジナルサービスの充実などメリットがある反面、作品数や多ジャンルの充実度が弱いのがデメリットです。
他サービスとの比較も踏まえて、VODサービスを利用するときの目安になれば幸いです。
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