高畑充希さん演じる医師が、難病を隠し赴任した村の診療所を舞台に、村民と築く心温まる関係を描く医療×ヒューマンドラマ「にじいろカルテ」。
今作の脚本を務める岡田惠和さんがかつて手掛けた「NHK朝の連続テレビ小説 ひよっこ」を思い出させるようなジオラマで表現された村の景色には、どことなく懐かしさを感じます。
着任早々、緊急手術、そして、熱中症の対応に追われたのち、涙ながらに自身の病気をカミングアウトした美空を、虹ノ村の人々は温かく迎えてくれました。
そしていよいよ、内科医・真空先生の診察が本格的にスタート。そこには村民とのどんな交流が待っていたのか、ご紹介していきます。
にじいろカルテ 第2話公式あらすじ予告
「わたし、嘘をついていましたー。」
ついに秘密を告白した内科医・真空(高畑充希)だが、“医者で患者、最強じゃん?”という
温かい言葉と共に、改めて、虹ノ村診療所での日々がスタートする。翌朝、虹ノ村診療所には衝撃の大行列がズラリ!?待望の内科医の登場に、お年寄りたちは大はしゃぎ。孫についての悩みや、畑で獲れた冬瓜のプレゼントなど、診察に関係ないことまで、熱心にじっくり向き合い、寄り添う真空。往診先で出会った一人暮らしのおばあちゃん、佐和子(水野久美)からも、スマホを買ったが話す相手がいないと相談され「いつでも話し相手になる」と申し出てしまい、さっそくかかってきた電話にも丁寧に対応する始末。
期待に応えたい、と張り切る真空だが、その要領の悪さに、患者の待ち時間は増える一方…朔(井浦新)と太陽(北村匠海)の心配は募って行く。
連日の診療所の大行列に、真空自身の体調も密かに悪化してゆくが、仲間に頼ることができずにいる真空。そんなある日、ある患者の“優しい嘘”を見逃してしまう…!
まさかの診断ミス、救えるはずの命が危機に…!?
人の絆を大切にしたいだけ。なのに仲間を想う心はすれ違う――。
果たして、3人は消えゆく命を救い、チームになることができるのか…?<引用>にじいろカルテ 公式
にじいろカルテ 第2話ロケ地
尾県郷土資料館 山梨県都留市小形山1565-1
真空が着任した虹ノ村診療所 兼 真空の住まい外観(第1話の記事内でもご紹介しております)
公式HP:

ノエルフィールド 山梨県上野原市芦垣592
桃井佐和子が暮らす自宅
公式HP:
藤野倶楽部 百笑の台所 神奈川県相模原市緑区牧野4611-1
橙田夫婦の営む「にじいろ商店」外観
公式HP:

にじいろカルテ 第2話撮影協力一覧(エンドロール)
尾県郷土資料館 都留市・都留市教育委員会 秋山富岡地区 上野原市
農業法人 藤野倶楽部 ノエルフィールド 相模原市 自治会法人葛原 葛原神社
さがみはらフィルムコミッション 五月軒
にじいろカルテ 第2話の感想
真空、診察開始早々、大人気でしたね。村民の皆さんからの大量のプレゼントから、歓迎されている様子が伝わってきました。
料理が出来ないことを指摘されたときのセリフや、診療ミスの原因を自己完結してしまう姿勢は、病気のことも含め、全部自分の中に抱え込んでしまう、真空の性格を表しているようでした。
それだから、1人1人の話をじっくり聞くという丁寧すぎる診察の結果、真空の身体が疲れを感じていても、周囲には隠そうとしているようでしたね。この状況が続くとなると、真空の身体が心配ですね。
診療ミスとなってしまい、発作を起こしてしまった次郎さん。食欲もなかったようですし、きっと早くから兆候は出ていたのでしょう。それでも、真空の大変そうな身体を気遣い、遠慮してしまったようでしたね。
搬送後は手術も成功し、冗談を言えるほどに回復したようですが、この背景には“独居老人と病”という問題へのメッセージも込められているように感じました。
佐和子さんの電話の件もそうですが、折り返しても応答がないとなれば、もしかして倒れているのではと心配になってしまう。それだから、留守電にメッセージを入れて欲しかったのではないでしょうか。
お話の中でもうひとつ印象に残ったのは、「○○のくせに」という表現。多様性が求められ始めたとはいえ、「看護師=女性の職業」「女性は料理が出来て当前」という考え方が、残っていることは確かですよね。「自分も無意識のうちに使ってしまっているかもしれない」そんなことに気づかされたシーンでした。
こういったストーリーの描き方は、岡田さんの脚本らしいですね。次回はどんなメッセージが込められているのか、放送が楽しみです。
にじいろカルテ 第3話公式予告
「私は誰なんでしょうか――?」
ある日突然、虹ノ村診療所に、いつもと様子が違う雪乃(安達祐実)が駆け込んでくる。真空(高畑充希)のことも、自分自身のことも、“なにもわからない”という雪乃に、衝撃を受ける真空。朔(井浦新)から、雪乃は3年前から“認知症”を抱え、何度もこんな日々を繰り返しながら生きていると告げられ、動揺を隠しきれない真空。雪乃を探して診療所に駆け込んできた、夫の晴信(眞島秀和)のことも、雪乃は誰だかわからない。
“治らない病”に対してどう向き合えばよいのか、立ち尽くす真空だが、なぜか朔と太陽(北村匠海)は落ち着いた様子で…?そんな中、ハイテンションで登場したのは雪乃の幼馴染である嵐(水野美紀)と氷月(西田尚美)。2人は、そのまま真空と雪乃を連れて“ある場所”へと誘ってゆき…?
憧れていた人生がある。だけど、どうしようもない現実も、誰にでもある。
大人だから、医者だから、諦めようとがんばっても、つらいものはつらい。
それでも生きていく。次々に明かされる、嵐や氷月の過去。
真空自身も、自らが隠していた“現実”と向き合うことに――。一方、無言のまま、雪乃たちを見送った晴信は、朔や太陽、そして霧ケ谷(光石研)と共に“想い出のカツサンド”を作り始め…。
果たして、すべてを忘れてしまった雪乃の運命は…?
たとえ君が忘れても、僕が全部覚えてるから――。<引用>にじいろカルテ 公式

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