この冬、直木賞受賞のベストセラーサスペンスが映画化されるということで注目を集めているのが映画「ファーストラヴ」です。
「触れてはいけない、閉じ込めた愛の記憶」をキャッチフレーズに、事件によって繰り広げられるサスペンスと人との愛を絡み合わせた映画となっています。
原作は島本理生のファーストラヴ(文春文庫刊)であり、監督・堤幸彦、脚本・浅野妙子により映画の製作がされました。
今作がどのような映画になっているのか、また出演キャストや主題歌情報までお話していきます。


映画ファーストラブ出演キャストは?
本作に出演するキャストを紹介します。
・主演
北川景子(真壁由紀役):公認心理士として父親殺害容疑で逮捕された聖山環菜を取材します。
・中村倫也(庵野迦葉役):弁護士として聖山環菜を弁護します。また、真壁とは互いの過去のトラウマを知る関係です。
・芳根京子(聖山環菜役):父親を殺害したとして逮捕されています。過去に経験してきた聖山の恋愛がカギとなりそうです。
・板尾創路(聖山那雄人役):聖山環菜の父親で、娘に殺害されます。
・石田法嗣(小泉裕二役):聖山環菜の初恋の人とされる人物。小学生のころ環菜を助けた経験があるが実際のところはどうなのか?
・清原翔(賀川洋一役):聖山環菜の大学時代の元恋人役を演じます。
・高岡早紀(早苗役):真壁由紀の母親役を演じます。由紀の父親のとある秘密を娘に暴露し、過去の父とのトラウマを思い出させます。
・木村佳乃(聖山昭菜役):聖山環菜の母親役を演じます。娘の環菜とは裁判の法廷で敵対します。
・窪塚洋介(真壁我聞役):真壁由紀の夫役を演じます。弁護士の庵野とは兄弟の関係になります。
・カゴシマジロー(和夫役):真壁由紀の父親役を演じます。過去に娘との間にトラブルがあり、娘の由紀はトラウマとなっています。
豪華キャストで贈られるこちらの映画は、川沿いを血まみれで歩く女子大生・聖山環菜が逮捕されるところからストーリーが始まります。
「動機はそちらで見つけてください」という環菜の挑発ともとれる言葉が世間を騒がせることとなり、この事件は大きく扱われることになりました。
公認心理士の真壁由紀と弁護士の庵野迦葉の二人により事件解明に向け、環菜に話を聞きに行くが毎回全く別の供述をされるばかりで一貫性のない供述に翻弄されます。
面会などを重ねていくうちに、由紀はなんとなく自分の過去と環菜には共通する何かがあると感じ始めます。
これがきっかけにより、由紀自身も心の奥底に閉じ込めていた過去の記憶と向き合うことになりストーリーが展開されていきます。
主題歌は?(その他詳細情報)
本作の主題歌はUruの「ファーストラヴ」に決まりました。
Uru本人が作詞・作曲を担当、トオミヨウが編曲を手掛けたミドルバラードとなっています。Uruの歌声は、とても透き通るやさしい声をしており、歌声で儚さを表現できる彼女の歌声は本作にとてもぴったりはまっているのではないでしょうか。
彼女は、「悲しい気持ちや苦しい気持ちを言葉にできず生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながらその中で人は何を求めるのか、愛とは何なのか
またなぜ今回ファーストラヴというタイトルにしたのかを考えながら言葉を紡いできました。もうこのタイトル以外の言葉が見つからないほど映画に心を重ねました。映画ファーストラヴに捧げる大切な曲になりました。」と話しています。
Uruは今回の映画を実際に見たときに涙したといいます。映画に照らし合わせ、深い傷を負って過去の記憶や経験にとらわれてきた人が、誰かによって少しずつ心を解いていくようなイメージで制作されました。
また、挿入歌にもUruを起用しています。「無機質」というタイトルで「ファーストラヴ」のカップリングとして収録されています。1つの作品で主題歌と挿入歌を担当するのはUruとしては初となっており、音楽も注目を集めています。
Uruは2016年にメジャーデビューを果たしたシンガーソングライターです。
本名や生年月日、出身地など詳細については一切公表されていないため、「謎すぎるシンガー」として注目を集めました。
2013年よりYoutube上で様々なアーティストのカバー曲を公開しており、現在の登録者数は63.9万人を超えています。(2021年1月末時点)
2020年に発売されたデジタルシングル「あなたがいることで」はTBS系日曜劇場「テセウスの船」の主題歌となりました。
このシングルがきっかけで世の中にUruの存在が爆発的に広まったと考えられています。
現在はYoutubeチャンネル「THE FIRST TAKE」へ初出演を果たし、更なる注目が集められています。
映画ファーストラヴの主題歌・挿入歌が収録されているUruのニューシングル「ファーストラヴ」は2021年2月10日リリース予定です。
まとめ
豪華キャストと、話題のシンガーソングライターが主題歌を務める映画「ファーストラヴ」の世界観が気になります。
タイトルにもある「ファーストラヴ」に隠された事件の真相が自分の愛された過去の記憶を刺激する作品となるかもしれません。
きっと自分自身と向き合うことのできる、映画になっているのではないでしょうか。
映画「ファーストラヴ」は2021年2月11日(火)ロードショーです。
コメント