オリンピック組織委員会森会長辞任により後任は?川淵氏起用はどうなった?

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2021年2月11日に、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の会長・森喜朗が、組織委員会の会長を辞任する意向を固めました。そして、2月12日に東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の緊急会合を開き、辞任する考えを明らかにしました。

2021年2月3日に、森喜朗会長が発言した要旨は「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。」、「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手を挙げて言われると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言するんです。」などと女性蔑視と受け取られる発言をしました。

2021年2月5日に、森喜朗会長は、発言を撤回し、謝罪しましたが、謝罪・撤回の会見が、「逆ギレ」、「居直り」のような態度で、Twitter上に「言葉だけの謝罪で反省も何もない」など、厳しい声が寄せられていました。

森喜朗会長は、1937年7月14日生れ、石川県能美市出身です。早稲田大学第二商学部を卒業し、産業経済新聞社に入社しました。その後、日本工業新聞に移籍しました。衆議院議員・今松治郎さんの秘書を経て、1969年に第32回衆議院議員総選挙で当選しました。2000年4月5日に、内閣総理大臣に就任しました。2001年4月26日に首相を辞任しました。2014年1月14日に東京オリンピック・パラリンピック大会の会長に就任しました。

国際オリンピック委員会(IOC)は、森喜朗会長の発言に対して「森会長のコメントは、不適切だと認識していて、ジェンダー平等へのコミットメントを再認識している」と声明しました。

東京オリンピック・パラリンピック大会のスポンサー企業から、森喜朗会長の発言に苦言が寄せられています。スポンサー企業は、多様性の尊重をうたう大会の理念に賛同して支援してきました。

オフィシャルパートナー社である朝日新聞の広報部は「森喜朗氏の女性差別発言について、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長をすみやかに辞任するよう求める社説を2月5日付朝刊に掲載しています」とコメントしました。

米NBCが、公式のニュースサイトに、森氏は「去らなければならない」と辞任を求める意見記事を掲載しました。記事で「性差別騒動を起こした。中途半端な謝罪をした後、職に留まることを誓った」と批判しました。米NBCは、2032年までの五輪の放映権を、約7800億円で取得しているオリンピックの最大のスポンサーです。

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オリンピック組織委員会森会長辞任により後任は?

森喜朗会長の辞任により、後任の会長を選ぶための「候補者検討委員会」が設置されました。「候補者検討委員会」は、委員長に御手洗富士夫名誉会長が就任しました。委員は、アスリートを含めた、男女が、ほぼ同数にして選ばれます。

組織委員会の武藤敏郎事務総長は「新会長をできるだけ早く決めたい。」と、五輪やパラリンピックに関わった経験があり、男女平等や多様性の意識の高い人が適任者であると言っています。

後任に元日本サッカー協会会長の川淵三郎さんを、森喜朗会長が指名しましたが、密室で後任を指名したことに批判が集まっています。政府も、森喜朗より1歳年上の84歳の川淵三郎の選定に異議を唱えています。

報道によれば、次のオリンピック組織委員会の会長に、女性を選ぶ方向で進んでいます。後任候補に、山口香さん、小谷実可子さん、高橋尚子さん、橋本聖子さんの名前が上がっています。

山口香さんは、1962年12月28日生れ、東京都豊島区出身、柔道家、柔道指導者、筑波大学体育系教授です。1987年に、筑波大学体育専門学群柔道方法論専攻を卒業しました。1988年ソウルオリンピックで、銅メダルを獲得しました。2020年に、第25期日本学術会議会員に就任しました。

小谷実可子さんは、1966年8月30日生れ、東京都出身、シンクロナイズドスイミング選手です。日本大学文理学部を卒業しました。小学生からシンクロナイズドスイミングをして、1982年にアメリカのノースゲート・ハイスクールにシンクロ留学しました。1988年ソウルオリンピックで、ソロとデュエットで銅メダルを獲得しました。

高橋尚子さんは、1972年5月6日生れ、岐阜市出身の女子マラソン選手です。大阪学院大学を卒業し、1995年にリクルートに入社しました。2000年9月24日のシドニー五輪女子マラソンで優勝しました。現在は、日本陸上競技連盟理事をしています。

橋本聖子さんは、1964年10月5日生れ、北海道安平町出身、スピードスケート選手、オリンピック担当大臣です。3歳からスケートを始め、中学3年で全日本選手権を初制覇しました。1995年に、第17回参議院議員通常選挙の比例区に、自民党から立候補し初当選しました。2019年9月から、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣をしています。

他に、豊田真由子さんの名前も挙がっています。豊田真由子さんは、1974年10月10日生れ、千葉県舟橋市出身のコメンテーター、元政治家、厚生労働官僚です。東京大学法学部を卒業し、ハーバード大学大学院を修了しました。衆議院議員を2期務めましたが、2017年10月の第48回衆議院議員総選挙に無所属で出馬し落選しました。

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川淵氏起用はどうなった?

森喜朗会長から、後任の会長への就任を要請されていた川淵三郎さんは、辞退の意向を固めました。川淵三郎さんは、2月11日には「もし選ばれれば、森さんの期待に沿うべく、ベストを尽くしたい」と受け入れる意向を示していました。

しかし、密室で後継を指名することに批判が集まったため、辞退の意向に変わりました。会長の指名は、理事会の互選をえて、その後に会長が選出されます。2月13日現在は、女性を会長に選出する動きになっています。

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まとめ

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の会長の森喜朗会長の女性蔑視と受け取られる失言により、国内だけでなく、国際的な問題になり、森喜朗会長が辞任しました。後任の選出も、密室で行われかけていて、問題になりました。選出するための「候補者検討員会」が設置されました。

「候補者検討員会」により会長が選出され、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会が無事開催されることを祈っています。

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