NHK連続テレビ小説をはじめ、民放各局でも数多くのヒットドラマを生み出してきた岡田惠和さん。
そんな岡田さんが初めて医療ドラマの脚本を手掛けているドラマ「にじいろカルテ」。視聴者の心を引き付けるような作風に、初回から第4話まで視聴率も2桁を維持しています。
村という環境での人とのつながり、それぞれが抱える課題を通して、視聴者自身の大切なものにも気づかされるような物語。第5話で描かれるのは、どんな内容だったのか。早速ご紹介していきます。
にじいろカルテ 第5話公式あらすじ予告
虹ノ村に超人気バラエティ番組「ぽつんと診療所」がやってくる…!テレビ取材に張り切る村人たちだが、真空(高畑充希)は病のことや、この村にいることをまだ母親に伝えられていないとこぼす。そんな中、テレビクルーのカメラマンが足から血を流していることに、太陽(北村匠海)は気づき…?
一方、佐和子(水野久美)の家で朔(井浦新)の涙を見て以来、なにか辛い過去があるのだろう…と察しつつも、本人が言うまでなにも聞かないと決めた真空と太陽。
そんなある日、真空は、畑で作業をする朔を窓からじっと眺めながら何やら考える太陽を見かける。どこか寂しげな表情で「ちょっとうらやましいなぁ」と呟く太陽に、その意味を測りかねる真空で…。その夜、太陽の様子がおかしいことを察した朔は、妻・沙織(佐々木希)との過去を、ゆっくりと話しはじめる。「仲間だから気を遣わせるのは嫌なんだ」と無理して笑う朔。しかし、その話を聞いた太陽は、なぜかさらに辛そうに顔をゆがめ、寒空の中、診療所を飛び出してゆく…。
数日後、ついに虹ノ村が取材された「ぽつんと診療所」の放送日。にじいろ商店にいつものメンバーで集い、酒盛りをしていると…いつの間にか泥酔した太陽が、突如ブチ切れ始め…。
「あんたらには、わかんねえんだよ…!」
彼女は医者で患者。彼は辛い過去を生きる男。
――じゃあ、僕はなに?果たして太陽の流した涙の理由とは…?
<引用>にじいろカルテ 公式
にじいろカルテ 第5話ロケ地
秋山富岡地区の火の見櫓 山梨県上野原市秋山富岡
虹ノ村の田園風景に映る火の見櫓
(落下事故が起きた場所も同じであると予想されます)
山の目 神奈川県相模原市緑区名倉
虹ノ村に向かうバスの中から見えた山にある2つの目(第1話でも登場)
にじいろカルテ 第5話撮影協力一覧(エンドロール)
尾県郷土資料館 都留市・都留市教育委員会 秋山富岡地区 上野原市
相模原市 農業法人 藤野倶楽部 さがみはらフィルムコミッション
にじいろカルテ 第5話の感想
テレビ番組の取材を受ける虹ノ村。その取材班の中にケガをしたスタッフがいたことに気づいた太陽。火の見櫓から落下した男性に脱臼の処置をした際も、三角巾の代わりに瞬時にラップで代用するという対応をしていましたよね。
たまたまとは言いますが、いつも細やかな気づきができる人だという証拠ですよね。でも、太陽自身は個性がない人間だと悩んでいたようです。通知表にも色々書かれていたという真空や朔に対し、自分は「特になし」な存在。
村の住人も色々抱えている人ばかり、そんな中で自分だけが何もないということを気にしていたという感情。飲んだ勢いで溢れ出てしまったんですね。
苦労の多い人からしてみれば、何もない人が羨ましく思え、何もない人から見れば何かある人が羨ましく思える。実は当たり前だったそんな感情に、気づかされたお話でしたね。
そんな普通を訴えていた太陽の、最後の楽曲には驚かされました。最後にとんでもない個性が明かしてくれた、今後の太陽に期待ですね。
太陽の様子から、犯人を治療している間にその現場で妻を亡くしたという過去を打ち明けた朔。この話を聞いたら、確かに朔の言うような印象を持ってしまいがちですよね。
最期の瞬間だけでその人の人生までも決めつけられてしまう。それを避けたかったという朔の気持ち。この語りから十分すぎるほど伝わり、朔への印象が変わった瞬間でした。
虹ノ村の人々に似てきたと言われるほどに馴染み始めた真空。母にはまだ現状を話せずにいることを、気にしているようですね。真空がこの問題とどう向き合っていくのか、今後のストーリーからも目が離せないですね。
にじいろカルテ 第6話公式予告
ひとり、部屋でカレンダーを眺める真空(高畑充希)、もうすぐ母親の誕生日だ。いい加減、自分の病のこと、そして虹ノ村で暮らしていることを伝えなければ…と思うが、何度もメールを打っては消し、打っては消しを繰り返してしまう。そんなある日、雪乃(安達祐実)の記憶を確認する定期診察の日がやってくる。自分の年齢、簡単な引き算、野菜の名前などの記憶テストを行うも難なく答える雪乃だったが、ふと「こんな簡単な質問が、答えられなくなる日がくるのかな…」と不安な表情を見せる。
そこへ突然、泥だらけの日向(中野翠咲)が飛び込んでくる!息絶え絶えに「お母ちゃんとじいちゃんが…」と告げる日向。真空、太陽(北村匠海)、朔(井浦新)は慌てて診療所を飛び出し緑川家に向かうが、そこで嵐(水野美紀)・日出夫(泉谷しげる)が倒れているのを発見し…?一方、日向を預かって欲しいと頼まれた氷月(西田尚美)は大喜びするが、その様子を見た霧ケ谷(光石研)は少し複雑な表情を浮かべ…。
そんなある日、診療を終えた真空が突如、倒れてしまう――!?
離れて暮らす、娘から母親へ。
一つ屋根の下で暮らす、義理の父親から、義理の娘へ。
―――いま伝えたいことがある。果たして真空は、お母さんに“真実”を伝えることができるのか…!
<引用>にじいろカルテ 公式




コメント